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無理に話そうとしなくてもいい。ただ、相手に「質問する」だけでいい。

おはようございます。
質問力マスターのなりさわす。
今日は自分のこと=実は超人見知りだった過去をお話しします。


人と会うのが怖かったし嫌だった

実は子どもの頃から、人見知りでした。
質問力とか言ってると、小さい頃から付き合い上手と思われるかもしれませんが、知らない人と話すのが苦手で、嫌で嫌でたまりませんでした。

小学校・中学校・高校と、できれば一人で、
いろんなことを想像し過ごしているのが好きな子どもでした。

今思えば、コンプレックスを抱えていて、
それに触れらるのが嫌だったんですね、おそらく。

高校1年の時に、何が原因だったか忘れてしまいましたが、
担任の先生から大きな声で怒られたのがきっかけで不登校になります。

ありがたいことに、母親は、自分の気持ちに整理がつくまで、黙って見守ってくれる人でしたので、自主的に学校に行けるようになるまで、約2ヶ月放置してくれたのを覚えています。

ようやく学校に行けるようになったものの、ますます一人でいることを好むようになってしまいます。

大学に進んでからもその性格は基本的には変わりませんでした。
バイトは一人で切り盛りできる程度の小規模の喫茶店で、3年ほど過ごしました。

当時は、それでも全然不便さを感じていなかったんです。

社会人になるとさすがに人見知りは通用しなくなる

大学時代、喫茶店のバイトしながらプログラミングのバイトもしてました。
プログラミングだったら、他の人とあまり接点持たなくてすみそうだという、短絡的な考えからです。

何かを作り上げる楽しみを感じた自分が就職先に選んだのが、
メーカー系のシステム開発会社でした。

大学卒業後の最初の就職先での仕事も、プログラマーでした。
単にプログラムしてればいいかといえば、そうじゃない。
相手の企業担当者ともフツーに話をしないといけない。

これが実は辛かった。。。

新卒で入社した会社は1年持たずに退職し、
次の会社はじっくり腰を据えて開発ができる会社でした。
この会社は楽しかったなぁ。

そうして仕事を続けるうちに、システム開発の設計に携わることになります。
そうなると、いよいよ人見知りとか言ってられなくなります。

ここでプログラムを書くだけいいのか、上位のシステム設計をやってみるかで大いに悩み、結果、システム設計もやってみようと決めます。

「質問力」との出会い

当初は、相手の目をみて話せず、下を向いて話すことばかりでした。
これでは当然ですが、相手から不評をくらいます。

さすがに、この時は凹みましたし、
どうすれば自信をもって話せるようになるんだろう?と
悩みに悩んだ日々が続きました。

そんな自分が変わるきっかけになったのは、ある本でした。

タイトルは忘れてしまいましたが
「上手なコミュニケーションは話し上手ではなく、質問上手=聞き上手が支えている」と書かれてたんです。

「話さなくてもいい?」
この言葉が衝撃だした。

自分はずっと「話せるようにならないとダメ」だと思っていましたが、そうじゃないんだ。
「質問することで、相手が話してくれるなら、それでもいいのか!」と目から鱗が落ちるとは、このことです。

これをきっかけに、質問力と名のつく本を片っ端からあさって読みました。

それからは、どんなときも「質問」を考えるようにしました。
・何を話せばいいかわからなかったら、とにかく質問してみる
・会話が止まりそうになったら、相手に興味を持って質問してみる
・自分のことばかり話すのではなく、企業側の考えを質問してみる

この時から、自分の中の人見知り感が少しずつ減っていったように感じています。

その後数年し、社会人をやめ、社会保険労務士として独立する事になります。

独立したのに、自信が持てなかった

「これで本当にやっていけるのかな……?」

社会保険労務士として独立してすぐの頃、
私は毎日のようにこの不安を抱えていました。

開業したものの、顧問先はまだ少なく、営業もうまくできない。
「もっと堂々と話せるようにならなきゃ」
「専門知識を増やさないと、お客様に頼ってもらえない」
そんな焦りばかりが募っていきます。

特に苦手だったのは、新規のお客様との面談。
「何を話せばいいのか」
「どこまで説明すれば納得してもらえるのか」
考えれば考えるほど、言葉が出てこなくなります。

電話が鳴るとドキッとし、出たはいいけど上手く話せない日々が続きます。
この時は質問力について、すっかり忘れている自分でした。

「話さなきゃ」から「聞いてみよう」へ

あるとき、先輩の社労士にこんなアドバイスをもらいました。

「知識を詰め込んで説明するより、まずお客様に聞いてみたら?」

そのとき、私はハッとしました。

自分はずっと「話さなきゃ」「伝えなきゃ」とばかり思っていたけれど、
本当に大切なのは「お客様が何を求めているのかを知ること」じゃないの?

これって昔覚えた「質問力」じゃない?って。

💪 ここから、なりさわは変わっていきます。

「説明する」よりも「質問する」ことを意識するようになりました。
・「今、一番困っていることは何ですか?」
・「これまで、どんなことで悩まれていましたか?」
・「理想の職場環境って、どんなイメージですか?」

すると、お客様がどんどん話し始めていきます。
私はただうなずきながら、「なるほど、それは大変ですね」と相槌を打つ。
驚いたことに、それだけでお客様の表情が変わるのがわかりました。

質問がもたらした「信頼」

「この人は私の話をちゃんと聞いてくれる」と思ってもらえると、
お客様は心を開いてくれます。

お客様が求めているのは、「自分の悩みを理解してくれる人」。

ある企業の社長が言ってくださった
「あなたになら、安心して任せられそうだね。」
は、自分の宝物ワードです。

私は、この時自社サービスについて、ほとんど説明していません。
ニコニコしながら質問をして、お話を聞いただけ。

でも、それだけで「この人は私の味方になってくれる」と
感じてもらえたんです。

質問が変える、人との距離

最初はぎこちなくても、質問をすることで会話が続くとわかると、
少しずつ自信がついてきます。

自分はこれを
なぜ?なぜ?どうして?」の魔法と言っています。

仕事に就いてからも、質問力は思わぬ場面で助けてくれます。

クライアントとの打ち合わせで
「普段、○○の件についてどのようにされているんですか?」と
聞くだけで、相手がどんどん話してくれます。

人見知りでも、人に好かれる方法

「話すことが得意じゃなくても、相手に興味を持てば、
 人は心を開いてくれる」
「質問することで、相手に『話しやすい人』と思ってもらえる」

人見知りは「会話が苦手なこと」ではなく
「何を話していいかわからないこと」だったんだと。

でも、質問という武器を持った今、もう沈黙が怖くない。

今では、初対面の人との会話も楽しめるようになりました。
「この人はどんなことに興味があるんだろう?」
「何を聞いたら、面白い話が聞けるだろう?」
そう思うだけで、人と話すのが楽しくなったからです。

「質問力」がくれたもの

・話すのが苦手でも、質問すれば会話は続く
・質問することで、相手との距離が縮まる
・人見知りでも「聞き上手」になれば、人に好かれる

もし、昔の自分のように「人見知りだから会話が苦手」と悩んでいる人がいたら、試してほしい。
「話そう」と思わなくてもいい。
「質問しよう」と思うだけで、世界は変わります。

質問力を意識してから、私の仕事は大きく変わりました。

営業が苦手でも、自然とお客様が信頼してくれるようになった
無理に説明しなくても、質問することでお客様のニーズが明確になった
「売り込む」のではなく「お客様の困りごとを解決する」スタンスが持てた

気づけば、うちの事務所には「安心して話せる社労士」として相談が増えるようになり、紹介も増えていきました。

もちろん質問力だけがプラスに働いたのではありませんが、
間違いなくプラスに働いたきっかけになったのは質問力です。

もし独立したばかりで「自信がない」「営業が苦手」と感じている人がいたら、ぜひ試してほしいです。

無理に話そうとしなくてもいいんです。
ただ、相手に「質問する」だけでいい。

質問が、あなたの仕事を、人生を変えてくれます。

📢 一緒に「質問力」を磨きませんか?

これまで「質問力」についての記事を書いてきましたが、
もっと実践的に学べる場を作りたいと思い
noteメンバーシップを始めました。

「質問力」は、一度身につけると一生役に立つスキル。
ぜひ一緒に学び、実践していきませんか?




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