基礎研究者、プロへの入口

大学4年生で研究室に配属され
院試を受け、実験やりてぇ
さぁやるぞ~と飢えた感じでやってみると
全てのことが面白すぎた

なるほど研究ってそういうことかっていうところと
当たり前のことに感動する感性みたいな!

そのころ、これはプロになれる!と直感したのでした

自分は向いてる!というような意味もあるのかもしれないですけど
自分的に、プロになれる!とは
いくらやっても飽きない、ずっと続けてそれをやっていられる対象
ってことです。一般の趣味レベルを超えているのです

院試が終わってすぐに博士後期課程に行こう、博士学位をとろう
と決めてしまいました。周囲にもすぐ言いました。
まぁすぐに言うところに意味があったのですね。
そこに勇気とか必要ありませんでした

こういうプロ研究者へのあこがれは、学部時代からあって
でも、修士2年で目一杯やって、その欲求に区切りをつけよう!
それで修士卒で就職しよう!と思っていたのですが

それがこの瞬間、博士を取ろう!に変わったのでした

もちろん家族の経済状況とかいろんな要因があります。
暗に人間相互作用とか環境があるからこそ
進路というのは案外決まっているのです

命からがらでしたが、なりたいものになれて今なんですけど
(大学准教授のような、定職としての基礎研究者)
このとき、その入口ができたのですね!
研究が本当に好きになったという偽りのない入口です

入口というのは同時に
プロへの憧れを2年で消化する、ということへの
出口にもなっている、のです

若いときの自分は、もちろん、そのことを知っていました

人間情報力学ですね~

そこまで誘導してくれた様々な道しるべなしに
この入口はありえない、そういう意味で
進路を、自分で決めたのは、自分だけではないのです

ホントにうまくできてますよね。歩んだ道に感謝しないとね

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