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〇〇ハックは知恵
ハッキングやハッカーと言ったらコンピューター技術を駆使してサイバー攻撃を仕掛けてくるイメージがありますよね。ただここ数年で、〇〇ハックという表現を見るようになりました。後者は、hack: 「〜をうまくやる・こなす」の意味で使われています。
今回は、最近感じた”ハック”をテーマに話します。
ハック(うまくやる)
ある日上司に聞かれました。
「それどこで習ったの?」
指差していたのは私のPCに映るVBA画面。エクセルから開けるこんなやつです。
上司は、私がマクロをどこかで習ったものだと思ったようです。
ー習ったことはないんですけど、なんとなく動くか試しているうちにできました。
誰からも習っていなければ、ちゃんと1から勉強した訳でもありません。Googleで検索して、使えそうな構文をコピーして、なんやかんや試したらできたという感じです。
この時、エクセルの内容をメール本文にコピペして送信するマクロを書いていました。求められていた業務は”内容をメールで報告する”です。方法は何でもOK。もっと言えば、エクセルにある内容をメールに打ちなおすのは、求められていません。過去の送信履歴から複製しても、定型文ツールを使っても、”内容をメールで報告する”の結果が満たされていればいいんです。
この辺が、”ハック”(うまくやる)ということかもしれません。
”こなす”に勉強はいらない
私は、今回マクロが組めるようにはなってはいません。基礎がないので応用が効かない訳です。でも”こなす”だけならそれで十分。
クックパッドやクラシルのようなレシピ動画を見れば、自炊も十分にこなせます。
結婚式でのマナーなんかも、YouTubeでみておけば十分こなせます。
今の時代”こなす”にはスマホひとつあれば、なんとかなります。
「習わなきゃできない」「勉強しなきゃできない」の時代は、いつの間にか過ぎ去りました。これから社会の変化が激しくなるほど、より多くの成果が求められるようになります。もう勉強なんかしてる場合じゃありません。
こなせばいいものは上手にこなして、やりたいことに時間を使う方がいいです。むしろ地道に基礎を勉強するなら、本当に自分がやりたいことに絞るくらいの方がいいのかもしれません。
まとめ
今回は、hack: 「〜をうまくやる・こなす」をテーマに話しました。
情報があふれる今、知識や技術は身に付けるものからシェアするものに変わってきています。この社会を上手に使えるようになった時、『知らなければ調べればいい』『出来なければ任せればいい』が廻りはじめます。
社会のみんなに助けてもらった分、本当にやりたいことに時間と体力を使って、それが社会のためになったら、こんなに素敵なことはないな。