良いモノの選び方
ファストファッションの定着で毎月何着も服を買えたり、
ファストフードの拡大で美味しいものが気軽に食べられたり、
シェアハウスや民泊の普及で持ち家思考が薄まったり、
服も食べ物も住むところも、手に入れやすい時代が加速しています。
多売によるコスト削減の威力は絶大です。品質も高く値段も安く供給される仕組みは、これからもどんどん進みます。
そんな時代にとって、”いいもの”って何だろう?
今回は、良いモノの選び方というテーマでお話します。
良いモノ ≠ 高い
ユニクロのカシミヤマフラーや、シャツの素材は高級ブランド品と同等のものを使っているそうです。またデザインについては、ユニクロの高価格帯には世界的デザイナーが関わっています。素材もデザインも一流品質で価格が安い。
”良いモノ”が商品の品質を表すとしたら製造コストの低いユニクロに誰も敵いません。良いものが高いという常識は変わってきました。
品質以外の良さ
大手が数の力でコストを削減しながら、品質を上げていきます。だとしたら、もう大手以外は良いモノを作り出せないのでしょうか。なんか希望が断たれたような気持ちになり悩み始めました。
待てよ、チェーン店や大手商品以外にも自分は選んで物を買ってる。
どうやら、品質以外にも私は”良いモノ”と判断している基準がありそうです。どんな時に”良いモノ”と感じるのか、考えてみたら1つ共通点がありました。それは”モノに対する思い入れ”です。
良いモノ=思い入れのあるモノ
品質が安定した現在、モノに対して思い入れはどうやったら生まれるでしょうか。例えば旅行先で買う伝統工芸品や、知り合いが作った作品はそうかもしれません。大事なのはモノ自体よりも、そこにあるエピソードだと思います。
私の場合、最近は良いお米を買っています。店主さんが、楽しそうに銘柄の解説をしながらオススメを考えてくれるお米です。店主さんが一緒に選んでくれたお米は10倍美味しく感じます。紛れもなくこのお米は”良いモノ”です。
まとめ
今回は、良いモノの選び方というテーマでお話しました。
私にとって今、”良いモノ”とは思い入れのあるモノです。そして、この考え方はこれからの”良いモノ”の基準になっていく気がします。
持っているものが良いモノだと感じる時、大切だと感じる時、その分思い入れも大きくなります。