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天草有明海育ちの「クマモトオイスター」を食してみよう

"narino marché"、ならびに"Bizcart by OctEF"において、恵比須丸より『クマモトオイスター』を販売します。(カバー写真の小さい方です)

真牡蠣より小粒なシカメガキが「クマモトオイスター」

クマモトオイスターとは

熊本県認定ブランド「クマモトオイスター」は、シカメガキという種類の牡蠣です。八代海や有明海に自生していますが、マガキと見分けるのは容易ではありません。
アメリカでは高級牡蠣として人気を誇る「クマモトオイスター」ですが、熊本産ではないんです。

クマモトオイスターの誕生は、第二次世界大戦後までさかのぼります。
1945年にGHQは戦時中に途絶えていた牡蠣の輸出を日本に命じました。しかしながら牡蠣養殖が盛んな宮城と広島では、戦争の後遺症で牡蠣養殖ができる状態ではありませんでした。
そこで、熊本県でマガキの種牡蠣を輸出することになったのです。輸出された種牡蠣には熊本の海に自生するシカメガキも混ざっていました。

アメリカでは、日本とは違って牡蠣は生のまま一口で食べるのが好まれます。そのため、大きく育ってしまう日本のマガキより小ぶりなシカメガキの方が人気となりました。そうして「クマモトオイスター」が誕生したわけです。
アメリカでの人気を背景に、日本ではその後「クマモトオイスター」が逆輸入されたり、熊本県や他県で養殖されたシカメガキが少量ながら出回るようになっています。

熊本での取組み

熊本では2005年県の水産試験場が中心となって、シカメガキの復活プロジェクトが開始されました。
試行錯誤の末、マガキよりも難しいシカメガキの養殖が熊本でもできるようになりました。ところが、養殖開始から15年経っても生産量の少ない希少なものです。

恵比須丸での養殖

恵比須丸も2020年から養殖をスタート。養殖が難しいシカメガキですが比較的順調に育ち、量は少ないものの立派に育ってくれました。
種ガキは熊本県水産研究センターから供給される正真正銘のシカメガキです。

小さいけれど、濃厚な味わい!

クマモトオイスターはマガキよりも小粒です。ツルッと口に含むと、磯の香りとともに濃厚な牡蠣の味が広がります。

恵比須丸について

天草の海でも、年々漁獲高が減少しています。地域で暮らす子どもたちの将来の選択肢を残すためにも、長く続けられる漁をするためにも、天然資源に頼る漁から、養殖の可能性を模索しています。
天草でしかできない魅力的なonly oneな牡蠣「天恵牡蠣」をつくり、漁師という職業を通して水産業で天草を盛り上げ、つぎの世代の子供たちに繋がる水産業を目指しています。

天恵牡蠣

恵比須丸が養殖する牡蠣、真牡蛎、岩牡蠣、そしてクマモトオイスター(シカメガキ)を「天恵牡蠣」として売り出しています。

販売について

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