スマホのゲームは「遊び」なのか?〜遊びの五原則より〜
「スマホのゲームは遊びなのか?」
と、ずっと気になっていました。と言うのも、5歳の息子がゲーム大好きっ子、だからです。
ただ、今日、そのナゾが解けました。
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▼スマホのゲームは、遊びではない。
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本記事の結論はこうなります。これは、僕が言っているのではなく、エライ学者さんが言っているのです。
(だから、僕を責めないでいただきたい)
遊びの重要性を指摘し、子どもがそこから学ぶことができる遊びの重要性を訴えて、世界中から注目されているアメリカの研究者が2人いるそうです。
1人はテンプル大学のキャシー・ハーシュパセク、もう1人はデラウエア大学のロバート・ゴリンコフ。
彼女たちは「遊び」について以下のような五原則を提唱しています。
遊びの五原則
1.遊びは楽しくなければならない。
2.遊びはそれ自体が目的であるべきで、何か他の目的(例えば、文字を読むため、英語を話せるようになるため)であってはならない。
3.遊びは遊ぶ人の自発的な選択によるものでなければならない。
4.遊びは遊ぶ人が能動的に関わらなければならない。遊ばさせてもらっていたら遊びではない。
5.遊びは現実から離れたもので、演技のようなものである。子どもが何かの「ふり」をしていたらそれは遊びである。
出典:「学びとは何か?」p.211-212
今井むつみ著
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▼スマホのゲームは4番目の遊びの条件を満たしていない。
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ゲームは確かに楽しいと思いますが、能動的に関わっている、というよりは、「遊ばさせてもらっている」と捉えることができそうです。
なので、五原則には当てはまらず「遊びではない」と捉えることができます。
遊びならずーっとひたすら好きなだけさせてもよいと思うのですが、
今まで「遊びとは何か?」
が、自分の中ではっきりしませんでした。ただ、今回の本を読んで、
「遊びとは何か?」
がハッキリしてきました。
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▼僕が一日中でもさせたい遊びとは?
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・段ボールや空き箱で何かを作る。
・絵を描く
・海で遊ぶ
・山を探検する
・ごっこ遊びをする
これらの遊びを、上記の五原則に当てはまるようにすると、「遊び」と認定し、ずーっとひたすら没頭していても、健康的だなぁと思います。
以前、堀江貴文さんが、「何でもいいから子どもがハマるものをとことんやらせろ」みたいなことを発言されていて、
とは言えスマホのゲームを一日中させるのって、なんだか違う気がするな、、、
と思っていたのですが、何も理論がなく、ただなんとなくイヤ、
ぐらいの気持ちでした。
ただ、五原則に当てはまる「遊び」であれば、堀江さんの言うように、トコトンハマるまでやらせねあげたいなと思いました。
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▼言葉で説明できてスッキリ
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僕は、なんとなーく、モヤ〜としたことを言語化させるのが好きで、自分一人でスッキリしています。
「遊びとは何か?」
というか、
「自分がさせたい(自分が無限にさせてもいいと思える)遊びの条件は?」
という問いに対し、今日、答えが出ました。
1.遊びが楽しくて
2.遊ぶことが目的で
3.自分で選び、
4.遊ばせてもらっていなくて、
5.何かの「フリ」をしている。
なのでたぶん、この段ボールで遊ぶのも、多分「遊び」なんでしょう。
ずーっとしていても、気にならない。歓迎します。息子たちよ。
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