【Zoomの模擬授業】朝活サークル体験レポート
今朝、Zoomを使ったオンライン学習を勉強されているサークルに参加させていただきました。
もちろんみなさんZoomでの参加、ということで、やりたい人が画面を共有して授業を5分でやってみる、という感じでした。
一番のポイントは、
5分でやる
ということです。
会の主催者の方も、
「長くすることはできる。ただ、短くまとめるのは難しい」
と言われていました。
まさにその通りで、オンライン授業は通常の授業とは違って、見るほうもするほうもかなりの集中力を使います。
なので、
5分にすべてをかける
という授業スタイルは、オンラインで模擬授業をする際に、かなり有効なのかなと思いました。
そして、この会には、教員か教育系の仕事に携わっている方々が参加していたのですが、何がすごいって、
とりあえず、やってみよう!
という意気込みがバシバシ伝わってくることです。
普通、Zoomを使ってオンライン授業を人に見せるって、かなりハードルが高いと思うんです。
■いやーぼくはまだ準備ができていないですから…
とか
■私なんか、まだまだZoomの操作に慣れていなくて…
とか
■とりあえず、他の人の授業をたくさん見てからかなと思いまして…
みたいな感じで、わからないこととか、初めてのことにはなかなかチャレンジしないと思うんです。
でも、今日の会の人たちは、
とりあえず、Zoomで授業、やってみます!
みたいに、
まずはやってみよう!
という人たちの集まりだったのです。
この心意気に惚れました。
なので、ぼくが今回、10人以上の【Zoomで授業】を見させていただいたまとめをしておこうと思います。
今回は、つたえる、という方法に焦点を当てました。
方法を分けると、次の3つです。
①先生から子どもに伝える方法
②子どもから先生に伝える方法
③子どもたち同士で伝え合う方法
です。
まずは、
①先生から子どもたち伝える方法
■先生が、画面の前でしゃべる。
(ホワイトボードに書き込んだり、ミニホワイトボードを見せながら説明する。テレビにスライドを映して、それを使って先生が説明する、という方法も)
■先生が作ったスライドを、画面共有しながら、子どもに見せる。
(先生は、スライドを使って説明を進めていく。このときに、子どもに質問を投げかけたりする。)
※Zoomでは、先生側のPCで流した動画や音声を、子ども側に共有することができます。
※今回されていた授業は、このスタイルが多かったです。
■先生が子どもから出た意見をワードかなにかに書き込み、その書き込んでいる様子を画面共有する。
(子どもからすると自分の意見が文字としてみんなに共有される。チャット機能を使うのに近い)
■先生のPCでそろばんの珠(たま)を操作して、動かして見せる。
(白板ソフト、というツールを使っていました。子ども側から、遠隔操作をして先生のPCのそろばんのたまを動かす、なんてこともされていました)
※子どもが遠隔操作で先生のPCの中のツールを使える、という点は何かに応用ができるかもしれません。
②子どもから先生に伝える方法
■チャット機能
(先生がした質問に対し、チャットに書き込むことで回答する)
※自分の答えや友達の答えがすぐに見れるところが魅力
■ジェスチャー
「先生の声が聞こえた人は、丸をつくってー」
とか、
「できた人は、手を挙げてー」
とか、
「理解できた人は、大きくうなづいてー」
とか、
こんな感じで、先生が、子どもたちの反応を確かめたいときによく使われていました。
双方向、ということで子どもたちも自分の気持ちや考えを伝えることができますし、先生も子どもたちの反応を知ることができます。
※子ども側に反応を求めるとき、見ていてわかりやすいのと、道具が一切いらない、という点では有効な手法だと思います。
■子どもにミニホワイトボードを用意してもらって、そこに考えを書いてもらう。
自分の考えを視覚的に先生に伝えることができるので、先生が子どもたちの考えを把握しやすい。
友達にも伝えやすいので、子どもたち同士で質問しあったりする場合に有効かも。
※事前の準備が必要だが、紙と鉛筆でも代用できる。ただし、背景を変えている場合は、文字を書いている紙が画面に認識されないことも。
③子どもたち同士で伝え合う方法
■歌に乗せて「はい、〇〇さん」と、友だち同士でつなげていく。
※説明をうまくしないと難しい。慣れてきたら、クラスで導入することはできるかも。
と、
こんな感じですが、やっぱり③の
子どもたち同士で伝え合う
というところまでオンライン学習でもいきたいなと思って、その方法を探っているところです。
例えば、
◾️体育で正しいスクワットを教えて、クラスの半分の子がやってみる。
それを残りの半分の子が観察して、正しいフォームで出来ている子の名前をチャットに書き込む、とか。
※ミニ先生を増やして、評価や褒めてくれる人を増やす発想で。
こんな感じのことを考えました。
最後になりましたが、教育サークル三笠の皆様、今日は参加させていただきありがとうございました。
今日の学びを、目の前の子どもたちに返していきます。
必ずや。
今、ぼくにできること、続けていきます。