Google Classroom職員室への導入マニュアル(備忘録)
今回の記事は、
■G Suite for Educationで全教員、全児童・生徒分のgoogleアカウントがあるよ
■学校で導入できそうだけど、まず何からしたらいいの?
という推進リーダーの人に向けて、実際の運用が始まるまでの手順をまとめておこうと思います。
(ぼくもまだこの段階に来ていませんが、いずれ来る未来に備えておこうと思います)
(グーグルクラスルームって、なんだという人はこちらの記事が参考になるかと思います。→)Google Classroomとは
Google Classroomで子どもたちとつながるまでの全体像として、
■グーグルクラスルームがなんのために導入されるか、全員の先生がわかるようになる
■先生がGoogle Classroomを使えるようになる
■子ども(保護者)がGoogle Classroomを使えるようになる
この3つをクリアしていく必要があります。
ただ、Google Classroom自体の使い方は、マニュアルは本も出ていますし、YouTubeで分かりやすい解説をしてくれる人もいます。
なので、問題はそこじゃないかなと。
問題は、20人、30人の先生に、
■何から教えていくか?
(そもそも、これを導入する目的は?とか、どんな順番で、具体的に何を教えていけばいいかとか。)
こんな感じだと思うのです。
なので、Google Classroomを職員室に導入するまでの流れを、スモールステップで示したいと思います。
まずは、
なぜ学校でグーグルクラスルームを導入するか、説明する。
そもそも、グーグルクラスルームって何?
というところから、始まり、
(グーグルクラスルームの説明の仕方は、こちらの記事にまとめました。)
グーグルクラスルームは、なんのために導入するのか?
とか、
そんな感じのことを説明していきます。
次に、
グーグルクラスルームを導入する目的が分かったら、次は先生たちが使えるようにしていきます。そのための研修のステップを示します。
ステップ1
推進リーダー(あなたっす^^)が、「研修用クラス」を作成する
(Google Classroomに学校アカウント【12345.yamada@yokohama.ed.jp】みたいな学校から割り当てられたアカウントでログインして、クラスを作成。)
ステップ2
「研修用クラス」に課題を用意しておく
(ここで、「Google Classroomって、便利ですねー」と思ってもらえるような、課題を用意しておくといいっす。)
例を挙げると、
■YouTubeの動画のリンクをはって、見れるようにしておく
■自分が作った動画をワンクリックで見れるようにしておく
(グーグルドライブに動画を入れとくと、流出することはないよー的なアピール)
■質問を作る。
(子どもたちが、元気かどうか、ワンクリックで答えることができて、教員はそれを簡単に把握できるよー的なアピール)
■メッセージのやりとりができる場所を示しておく。
(双方向のやりとりができるよー的なアピール)
こんな感じです。
ただ、すべてを紹介したいところなのですが、一気に伝えると、初めて聞く人が気おくれしてしまうかもしれません。
なので、Google Classroomのどんな機能を紹介するかは、精査したほうがいいかもしれません。
ステップ3
全職員のグーグル学校アカウント、パスワード、研修用クラスのクラスコードを印刷して、本人に渡しておく。
(研修が始まるときに、各先生が、「私のアカウントとパスワードはこれで、クラスコードはこれね」とわかっている状態をつくる)
研修クラスのクラスコードは、推進リーダー(あなたっす^^)が作ったクラスのコードです。
ステップ4
職員室で、職員のPCを使って、研修を始める
それぞれの先生にGoogle Classroomと検索してもらってクラスにログインしてもらう。
(アカウント、パスワード、クラスコードの3つを使って)
※Google Chrome ウェブブラウザを使って検索するのが、ベストです。
(Google Classroomはグーグルクロームを使って開いてね、となっているからです。一応。)
ステップ5
研修1回目で、Google Classroom(子ども側)を体験してもらう
(研修の前に推進リーダーが用意した課題にチャレンジする)
ステップ6
研修2回目で、Google Classroom(先生側)を体験してもらう
各学年に分かれて、先生側になって課題を作ったり、子ども側になって課題に挑戦したりしてもらいます。
各学年の流れ
先生側の人
■PCで、Google Classroomと検索
■クラスを作成
■課題を作成する
子ども側の人
■PCで、Google Classroomと検索
■クラスに参加
■先生側の人が作ったクラスのクラスコードを教えてもらって、クラスに入る。→課題を解く。
ここまでが、
先生がGoogle Classroomを使えるようになるための手順です。
そしてここからが、
子ども(保護者)がGoogle Classroomを使えるようになる
ための手順です。
ステップ1
担任の先生(教科の先生)に、自分のクラスを作ってもらう
A先生は1年1組、 B先生は1年2組、C先生は1年3組・・・
こんな感じで。
ステップ2
それぞれの先生に、クラスで課題を出してもらう
(まずは学年で統一したものを作るのがよいかと思います。)
ステップ3
保護者の一人一人に、
■その子の学校アカウント
■パスワード
を印刷した紙を配る。
ステップ4
保護者のスマホ(タブレットorパソコン)から、グーグルクラスルームにログインしてもらう
ログインまでの流れを示した参考資料です。 ↓
ステップ5
Google Classroom内で、子どもたちとやりとりをする
こんな感じです。
いろいろ書きましたが、
Google Classroom導入します
という学校が2020年5月中には広島県でぽつぽつ出始めると思いますので、そのために書いてみました。
(福山市はすでに、5月13日までに学校のHPでお知らせするよって、言ってますしね。)
あと、ぼくの学校での導入が決まったらすぐに動けるように、という準備もこめて。
ときどき、心が折れそうになりますが、ぼくが考えられるすべての手を打っていきたいと思います。
今、ぼくにできること、続けていきます。