子どもが生まれる前に、パートナーにしておくべき、たった一つの質問とは?
「新型出生前診断」受けるかどうか、迷っているんだけど、あなたはどう思う?
このたった一つの質問に対する答え方で、パートナーのすべてがわかる、僕はそんな気さえしています。
胎児の障がいにもいろいろありますが、ダウン症に限ると、1万人に22人と言われています。
引用:Equipoise of recent estimated Down syndrome live births in Japan(2019)
言い換えると、約450人に1人は、「わが子がダウン症」という場面に出会う、とも言えます。
なので、「わが子が障がいをもって生まれてくる」という状況は、妊娠が分かった時点で頭に入れておくべき視点です。
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▼そこで前述の質問
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「新型出生前診断」受けるかどうか、迷っているんだけど、あなたはどう思う?
生む前にわが子に、障がいがあるかどうかが分かるこの検査には賛否両論ありますが、
実際に約100人に1人の妊婦さんが、この検査を利用しています。
参考文献:佐々木愛子,左合治彦ら:日本における出生前遺伝学的検査の動向1998-2016,日本周産期・新生児医学会雑誌2018;54:101-107
もし、パートナーから
「生まれてくる子に障がいがあるかどうか調べるために、検査をしようかどうか、悩んでるんだけど、どう思う?」
と聞かれたらどう答えるでしょうか。
僕が妻と話していてその話題になったのは、わが子が生まれた後のことでした。
ただ、そのときの僕が言ったことは、「しなくていいと思う。だってどんな子どもでも全力で育てる」でした。
確かにきれいごと、かもしれないけど、僕には「わが子に障がいがあるから生むのをあきらめる」という選択肢が思い浮かばなかったので、
検査はしなくていいと答えました。
妻も似たような考えで、「事前にわかっていたらいろいろ悩むから、しなくていいかな」というものでした。
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▼子育てのスタンスが明らかに
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我が家の場合、なんとなく同じ方向を向いていたので、話はここで終わりましたが、
もしかしたら、パートナー同士で、答えが真っ二つに分かれるかもしれません。
障がいを持つ子に対する考え方や、そもそもわが子に対する向き合い方など、お互いの思い違いが見えてくる、そんな可能性を秘めた質問だと思いました。
「生まれてくる子に障がいがあるかどうか調べるために、検査をしようかどうか、悩んでるんだけど、どう思う?」
あなたなら、どう答えるでしょうか?
僕もまだ、考えることを続けたいと思います。