職場のコーヒーメーカー 仕事での気づき
職場に、コーヒーメーカーがある。以前、お仲間が何かの賞品で当たって、職場に提供してくれたもの。
指定のインスタントコーヒー粉末、ミルク、そして、水を入れたタンクをセットすれば、スイッチひとつで、美味しいコーヒーができる。
その日も、お昼休憩に、コーヒーカップを置いて、スイッチオン!
あら?いつもと違う音が…。
じっとみていたら、
ほんの少量コーヒーが入って、止まってしまった。
次の瞬間
水がセットされてなかった!
と、気付いた。水が入っていないタンクが、コーヒーメーカーの横に。(先に気付けば良いものを…)
夏休み前後で、コーヒーメーカーは、使わなくていいね、ということは知っていた。
そういうときは、部品が外してあるから分かるのに、今回は、部品がセットされていて、だから、私も、あ、使えるのね、と思い込んでしまっていた。
お仲間が、その様子をみて
「中途半端にセットしてしまって、すみません!」と言ってくれたりして、ただ、私は実害がないので「全然全然!」と話しながら、
一人のお仲間が、首を傾げている…(まさにこの言葉の通り。彼女の頭の上に、はてなマークが3つくらい見えた)
「何かありました?」と、ハテナ嬢に質問。
「お水のタンクつけていないのに、なんでコーヒー出てきたんでしょう」
「コーヒーメーカーの中に残っていたんじゃない?」
「そうですよね…いつも少し残るんですね…」と、まだ、ハテナな様子。
私の方は、彼女が、なぜ、ハテナな感じなのかしら…とそれが気になって…。
さらに言葉を続けてくれて、意味がわかった。
「使う前にお掃除しないとですね!」
なるほど、そういうこと!
彼女の頭の中では、
タンクに水がないのに少量のコーヒーが出てきた → しばらくコーヒーメーカーを使っていない → 残っていたのは、一体いつの水???
のハテナだったということ。
「しばらくは、コーヒー飲む人少ないし、ペーパーフィルターのコーヒーがあるから、使う時にお掃除してから使うよう、コーヒーメーカーに付箋貼っときましょ」
(今回のようなことが起こらないように…)
これで、一件落着。
この出来事で、学んだことがみっつ。
学んだこと その1
家電製品の取扱説明書に「しばらく使わないときは」「しばらく使わないで使うことになったときは」というような説明があることを目にする。これは、こういうケースがあるからなんだ、と分かった。
(今回も取扱説明書に書いてあるはず)
学んだこと その2
ひとつの事実を目にして、頭に浮かぶことは、人それぞれなのだと改めて思った。
私はこのとき、そうしたら、ペーパーフィルターのコーヒーでコーヒー飲もうっと、と思っただけだった。
これは、休憩中だけではなく、仕事中にも関連する。気づきは千差万別。そのさまざまな気づきが仕事に役立つ。
学んだこと その3
これ、タンクに水が入っていて、私がコーヒーを飲んでいたら…。
「一体いつの水?」が含まれたコーヒーを飲んだ、ということになり…。
なんか変な味と思ったか、お腹をこわしたか、何ともなく美味しく飲んだか…。
いずれにしても、その危機は回避できた。
…よかった。