イギリスのGOOD＆BAD

2020年11月が終わる。イギリスのロンドンに住み始めて2ヵ月。
ザ日本人のぼくが「おぉこれ良いな！」「おぉこれダメだな！」と感じたことをざっと書いた。

GOOD：

・公園

素晴らしい。ロンドン真ん中のHyde ParkとRegent’s Parkは有名だが、他にも大小多くの緑豊かな公園が点在する。東京の公園指数（なにそれ）が30だとすると、ロンドンは79だ。リスも可愛い。1回KingstonエリアのRichmond Parkという公園に行ったが、そのスケールの大きさと散歩だけでも楽しく思えることに感動した。

・人

郵便局とかカフェでも、店員さんがお客さんとの会話を楽しんでみようかなという雰囲気があってそれが心地良い。（※人による）

・金融サービス

オンラインバンキングのStarling, Monzoは、手軽に口座とデビットカードを作れて新しくイギリスに住む人にとっては有難い存在。そして海外送金のTransferwiseは、ほんの10年前に海外振込の手数料や手間がどれだけかかっていたかを考えると革命。イギリスの誇れるサービス。

・物件契約

Docusignというオンライン署名サービスを活用したが、お店に行く必要もなく全てメールでのやり取りで完了できたのが良かった。日本では10年間で8回くらい引っ越しているが、全て面倒なリアル印鑑と書類手続きが必要だったのと比べるとえらい違いである。（※おそらく会社による）

・街並み

歴史ありますと言わんばかりの建造物を多く残してあり、その外観デザインに心をしばし奪われる。一回タクシーに乗っていたとき、流れゆく建物の中で思わず目に留まったのが、Kimpton Fitzroy London Hotelだった（後で通った道を調べて判明した）。曇りだったはずだが、褐色に輝いていた。

・長さや時間の単位

アメリカに1年いたとき、フィートやらインチやら、時間もAMPMのみに固執して使っていて辟易していたが、ロンドンでは比較的センチメートル方式を採用しているようだし、駅のアナウンスで時間の14:13を「fourteen thirteen」と言っていたのは安心した。

BAD：

・食

不味い。世界の通説のように言われていることなので、期待せずにロンドンに来たが、それすら見事に下回ってくれた。日本と比べるのは酷だが、ユーラシア大陸挟んだ同じ島国でここまで差が生まれているのは面白い。当然全てのお店が不味いわけではないが、なにゆえ、かの大英帝国がこうなってしまったんだろうと謎を解きたくなる。ポジティブに考えると、家で料理をしたくなる、そしてする。

・天気

この2ヵ月で経験したロンドンの天気を表すと、「１晴れ １雨 ８曇り」である。基本灰色な空である。聞いたところによると、8月の夏は良いらしい。ポジティブに考えると、稀な青空を有難く美しく感じる。

・コンセントデザイン

コンセントの形状が、縦にも横にもでかくて全く洗練されていない。コンセントはイギリスが最初に開発し当時は大きくするしかなくそれが今なお続いている、と勝手に推測する。ポジティブに考えると、大きくて３穴のせいか日本のよりもガチっとハマりが良い。

・ネット接続

ロンドンの地下鉄ではネットが接続できない。トンネルはもちろん駅構内もだ。市内にある地下のレストランも通じなかった。けっこう不便である。ポジティブに考えると、駅構内には歩きスマホがいないので歩きやすい。

・地下鉄の音

走行中、換気のために窓を常時開けておくのは良いが、時折のカーブの際の車輪とレールの「擦れ金切り音」がエグい。大人になった今はもうどうでもいいが、もし自分に子供がいたら絶対耳をふさいであげたい。ポジティブに考えると、お腹が鳴る音が全くバレない。

・地下鉄の駅

いくつかの市内の地下鉄の駅はエスカレーターがなく、エレベーターか異常な段数の階段のみが存在する。今の状況下ではあまりよろしくない設備。Covent Garden駅が193段（大江戸線？）, Mornington Crescent駅が60段ある。ポジティブに考えると、痩せる。

・配送スピード

例えばAmazon Primeで明日着の商品を買っても、明後日になることはちょいちょいある。しかもその過程がチョットいやらしく、「21時までに着きます」「22時までに着きます」と徐々に表示が変わっていき、22時を超えたら「明日届けます」に変わる。また日本のように時間枠の設定など基本ない。ポジティブに考えると、返品しやすくなる。

他にもサービス面や道路設計の面で色々あるが、一旦この辺にしたい（´～｀)

これからイギリスがどう変化していくか楽しみだ。

小泉成文 (Narifumi Koizumi)