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ボルボとABSと保険

8月の暑いとある日、仙台市内を運転していたら、突然車が「かっかっかっ」という音を発し、その音に合わせて車が振動し始め、時速10~20km程度しか出せなくなり、とても運転できない状態に陥った。
すぐに脇に止めた。
高速や幹線道路を走っているタイミングで起きていたら、後ろから「つどーっん」とやられてわりかし危なかったかもしれない。

パンクでもしたかと思いタイヤを確認したが、特に問題なさそうだ。
何かの誤作動かと思い、恐る恐るまた走り出すが、また同じ状態になってしまう。
何度か悪あがきをしたが、一向に元通りになる気配がないので、仕方なくレッカーを覚悟して脇に止めた。

人生初のレッカー体験となった。
こういう時になって初めて、保険は必要だなぁと沁みる。

道路脇からレッカーで運ばれる愛車を望む

不幸中の幸いだと思うが、仙台にいたので市内に店舗があるボルボディーラーに持っていってもらうことができた。
国産車であればどこにでもある大手の自動車修理企業の店舗に持っていけば基本的には問題ないらしいが、外国車はそのディーラーに持っていくのが筋のようだ。部品の在庫や修理の勝手が難しいのかもしれない。

ボルボの店舗がない街でもし発生していたら、おそらく追加料金を取られる距離となっていただろう。
というのも、今回ソニー損保に聞いたところ、自分のプランでは100kmまでレッカー移動は無料で、100kmを超えてきてしまうと追加1kmで400円かかってくるようだ。100km超えたらほんの25km毎で1万円。どの都市からも遠い辺境で車が止まらなくて良かったと胸をなでおろした。

ボルボ店舗から運ばれる愛車を望む

ボルボに車を預けて、修理をお願いすることになり、連絡を待つことになった。
帰宅費用は、24時間以内であれば新幹線でもレンタカーでもOKな内容の保険だったので有難く利用させてもらった。


後日、ボルボから連絡があった。
故障の原因は、右前のタイヤのABS(アンチロックブレーキシステム)センサーが壊れていたこと。どうやら暑さでやられてしまったことで(あと10万キロを超えていたのでその消耗も当然考えられるようで)、それが悪さして横滑り防止機能を誤作動させていたらしい。
確かに思い返すと「かっかっかっ」の最中、運転席のパネルに何か異常をお知らせするサインが点いたり消えたりしていたが、あれは横滑り防止のものだった(言われてみれば)。

今さっきABSについて調べたところ、以下のページに詳しく書いてあった。

ABSが作動すると、ブレーキペダルが細かく振動したり、「グググ」という音が出ることがありますが、故障ではないので、そのまま強く踏み続けてください。

国交省 自動車総合安全情報ページより

余談だが、このページでは、オノマトペが「グググ」であり、自分の感じた「かっかっかっ」とちょっと違うが、個人差・車体差であろう。


さて後日、またボルボ店舗に赴き、修理が完了した愛車を回収しに行った。

ボルボ店舗から直った愛車を望む!

今回、ボルボには迅速に修理対応して頂けてとても助かった。
今の車に乗り始めて1年ちょいだが、メーカーとしてボルボが気に入っていたので、満足のいく修理で終わってくれて良かった。
こういうところであまり良い体験をしないと、「次の車、出来ればボルボで考えていたけど、修理対応がちょっとあれだったからな…」となってしまうことがあるので、そうならなくて嬉しい。

ボルボと保険に救われた話でした。

小泉成文


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小泉成文
大好きな横浜名物シウマイ弁当を食べる時、人生であと何回食べられるんだろう。。と考えます