ドラード和世陀(東京都文京区・早稲田駅)
以前に早稲田を訪れた際に気になっていた建物。周りの風景から明らかに逸脱している建築は、日本のガウディと呼ばれる梵寿綱によるもの。外観の珍妙さは通行する人の目を引くこと間違いない。国内にいくつか梵寿綱の設計した建築物は残っているがここも含めて住居として使われているもの多く、なかなか中まで侵入することはできない。ただその中でもこのドラード和世陀はギャラリーが入っているため比較的おとずれるのは容易である。
入口から既に珍妙な人物のタイルがお出迎え。入る者を拒絶するかのような狭くうねった通路はまるで禍々しい宮殿のようでもある。評判通りガウディを彷彿とさせる曲線の造りになっており、実際に中で暮らしている人はどんな心境なのか気になるところ。
ギャラリーではファンタシスタと称した展示が行われている。こちらのギャラリーは短ければ1週間くらいで展示内容が変わるので、気の向いた時にパッと入れる気軽さが良いかもしれない。トイレは無し。