川崎浮世絵ギャラリー(神奈川県川崎市・川崎駅)
川崎に浮世絵ギャラリーができたということを知り行ってみることに。
そこまで浮世絵に詳しいわけではないけれど、近年になって特に浮世絵へのプッシュが強くなっている風潮を肌で感じていて、実際に浮世絵とプロジェクションマッピングを絡めたエンタテインメント的なイベントなども各地で行なわれている。これもクールジャパン(死語)の一環なのだろう。
ここにある浮世絵は斎藤文夫という国会議員による個人コレクション。血税で生活をする国会議員が決して安くない浮世絵を集めた経緯への疑問符はさておき、氏の出身である川崎を盛り上げるべく川崎宿に関連する絵を皮切りに、遡って集めた浮世絵は4000点以上。それをギャラリー展示するべく開設されたという。
決して広くはないギャラリーだけれども、展示されている作品は大量にある。おそらくあまり知られていないのか、駅前にあるにもかかわらず見学者は少ないので独占して見ることができる。鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、歌川豊国、それに葛飾北斎まである。すみだ北斎美術館に続いて浮世絵づくし。ここもまたくつろげる。