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目白庭園(東京都豊島区・池袋駅)

池袋駅と目白駅のちょうど中間あたり、自由学園明日館の近くにあるのが目白庭園。こちらはかつて大名屋敷があった場所を改築した庭園…というわけではなく、地域で自然や伝統文化に接する機会を設けるために作られた人工的な庭園である。

池を中央に配した回遊式の穏やかな庭園で、滝が流れ散歩するのにもってこいの穏やかな場所である。日本庭園として気軽に訪れることができるのもあってか、結婚式の写真撮影なども行われていた。

おしあわせに

園内で特徴的なのは六角浮き見堂の嘴みたいな屋根と数寄屋建築の建物。赤鳥庵と呼ばれるその由来はこの地で創刊された子供のための文芸雑誌「赤い鳥」にちなんだもの。鈴木三重吉が主宰し、新美南吉や坪田譲治をはじめとした童話作家を世に送り出し、他にも芥川龍之介、有島武郎、北原白秋、西条八十といった人物も名を連ねていたという。鈴木三重吉の邸宅もこのあたりにあったそうである。

都会の喧騒を忘れて佇むのも良いですわね

まだ歴史が三十年ほどで特に遺構らしきものはない庭園ではあるものの、ちょっと涼みに一休みしたい、といった時に絶好の場所。トイレは和式と個室は洋式。

滝の音なんかを聞いてさやさやとね


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