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O美術館(東京都品川区・大崎駅)

大崎駅から直結、ガラス張りの歩道橋を渡ってすぐにある大崎ニューシティ建物内にあるのがO美術館。雨に濡れないで行ける。大崎の頭文字と山手線の環状の輪を表現した「O」を冠した美術館である。

レストラン街の中にある入り口を覗くと、円形のエントランスの中心には1本の柱。まさに「O」の字を体現している。エントランスには多くの他美術館の展示ポスターが張り巡らされ、チラシも多く揃っている一般的な美術館の様相を示しているのだけれどなんと無料である。

Oのエントランス

これは収蔵品の常設展示がある美術館というよりも、どちらかというと貸しギャラリーの傾向の強い美術館だからで、年間スケジュールのほとんどの展示会が無料であることから、一般の人たちの発表の場として使われることが多いようである。実際に訪れた際も4つある展示室が全て異なるグループの発表会の場として使われており、だいたい凡そ一週間くらいで内容が変わるそう。

大きい展覧会は展示室の間の壁が撤去される

目黒美術館で開催されていた「東京の猫たち」展覧会でも「東京・区立美術館ネットワーク」事業の1館として名を連ねていただけに、収蔵品の常設展示が無いというのは意外だったものの、ふらっと訪れて気軽に絵画などに触れてみたいという人のためには良いのかもしれない。今後また「東京・区立美術館ネットワーク」事業がある時には(おそらく有料になるけれど)訪れてみたいもの。トイレはウォシュレット式。

外側には何作か常設展示品がある


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