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朝倉彫塑館(東京都台東区・日暮里駅)

今年に入って2度目の訪問となる朝倉彫塑館。前回まで改修工事していた部分も終わり入口前の東屋が綺麗になっている。今回はまた企画展が変わり、朝倉文夫の意外な仕事ということで小さな作品も展示されている。

ここ2年くらいで4回目の訪問になるため、ある程度の内装は熟知している。4回のうち半分が雨というのも何かの縁だろうか。雨の日にしか見られない雨樋から垂れる雫もまた風流である。でも雨の日は屋上に上がれないのが惜しい。
大きなアトリエには代表作である『墓守』や『三相』など人物像が迎える。なんといっても目を引くのが巨大な小村寿太郎の銅像。存在感が圧倒的。これがあってもなお余りある高さの天井が良い。

和館の階段1階にファミレスみたいな呼び出しランプが設置されていて、各部屋にある呼び出しボタンによって点灯して、書生がすぐに部屋に駆けつけられるようになっているのだけれど、個人的にここに訪れた時には各部屋にあるであろう呼び出しボタンの位置を探すことが主題の一つになっている。今回は書斎の隣である応接室にもあることが発見できたのが収穫。これでボタンは素心の次の間蘭の間に続いて3つ。

邸内で唯一の撮影可能な蘭の間から外側の豚を臨む

ちなみに仏間など階段から近い部屋には無い可能性もあるとのこと。また壁ではなく押し入れの中などに設置されているものもあるらしいけれども非公開となっている。
入口ちかくのトイレはウォシュレット式だけれど、せっかくここに来たなら和館にある二ヶ所のトイレを勧めたい。和式だけれど。男性用の小用はとても小さくて用を足してみたくなるレトロ感である。

読み方わからない おっぱね? とにかく猫が好き


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