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今井商店(群馬県藤岡市・群馬藤岡駅)

これまで関東圏で生活をしていながら訪れるタイミングを逃していた群馬県。東京近郊のミュージアム巡りも一段落してきたことで北関東も訪れようと画策していた矢先、どうせ群馬県に行くなら、ずっと行きたいと思いながらもずっと訪れる覚悟のなかった今井商店を、聖地巡礼しておかなくてはと訪問することに。

多くのグッズに溢れている

非難GO-GOが結成された原点ともいえる聖地への巡礼。これまでに多くのファンが詰めかけてきた場所。これは全くの偶然なのだけれど、折りしも訪れたのが9月21日というタイミング。その前日には読売新聞で新譜の発表など一面広告が出されるということもあり、デビューの日に訪れるのもいいんじゃないかと、スケジュールを調整しながら訪れたのは夕方になってから。

愛に溢れている

雨が降り出しそうで降らないという絶妙の天候の下、藤岡駅前にある今井商店はそれでもおそらく当時のままの店内がそのまま残っているのが印象深い。外から見ると年配の女性が一人いる。他には訪問客もおらず完全に孤立無縁な状態。全く情報を持たないままで緊張しながらドアーを開けて挨拶。てっきりその方がご母堂かと思って挨拶したけれど、意外にも冷静な受け答えに逆に戸惑う。店内に飾られている贈り物やポスターなど、自由に撮影して良いということで撮影しつつ色々と雑談していると、奥からもう一人の方が出てくる。実はそちらがご母堂。姉妹で店を切り盛りされているという。

猫でも溢れている

特に夏季休暇の際にはファンの方が多く訪れたそうで、ようやく落ち着いてきたらしいのだけれど、やはりこの日は読売新聞の記事を報告しにきたファンがいたそう。「貴重なのかねえ」なんてご本人は気に留めていない様子だったのだけれど「貴重です!」と断言したら「じゃあ買ってきて」と、なんとなく近くの新聞店で新聞を購入する流れに。徒歩3分ほどの場所にある読売新聞店に問い合わせしてもらったらまだ開店しているということだったので代わりに購入のお使いを頼まれる。これは幸福と考えるべきだろうか。

歴史に溢れている

読売新聞店では配送の真っ最中。その中でかろうじて残っていた10部ほど購入すると「なんか記事が出てるの?」と不可思議な様子。購入して持ち帰って渡すと、そのうちの2部を「記念に持って帰りな」と渡される。代金も後からくるファンのためにと寄付するつもりだったのが、何度かのやり取りで結局は受け取ることに。なんだか申し訳ないようなありがたいような。

思い出で溢れている

たばこを扱っている店なので、記念に「Peace」を購入、またお使いのお礼という意味もあってかペットボトルのお茶をいただく。なんだか、突然の訪問にも関わらず、色々と交流することができたような、不思議な時間を過ごすことができた。いつかまた、訪れたい。その時には甘楽亭に行って、カツ丼も食べたい。どこへ行って、何がしたい。行きたい所へ行って、何もしない。

涙で溢れていく

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