おせんぽ
昨日の早朝のお話
グリーンの横縞の入った半袖シャツを着て、PUBLUX(パブリュクス)のサテンジャガードチャイナパンツのゴールドを、黒の足袋を履いて20分ほどお散歩した。
雪は降ってなかったとはいえ、東北の早朝は0度前後を行き来するほどの温度である。
18年間秋田県民として生活しながら、「この服が可愛いんだよー」と自分の耳に念仏して、半袖シャツを着たことを後悔している。
でも、早朝の見せる空の暗い明るさであったり、
新鮮な(気のする)空気をめいいっぱいに吸い込んだときに全身へ駆け巡るセロトニンが大好きなので、あんまり気にしない。
イエイ!✌️😊✌️
少しみすぼらしく可愛らしい街灯のランプは、雪の
1粒1粒を撫でるように、照らしている。 その雪たちも返すかのようにキラキラと光っていて
雪たちの土台には、土や雑草混じりの濁った雪が存在していた。
ゴウーーーーン.....ー ………ブルルルル…〜…
どっかの運転会社のトラックが二連で私の横を通り過ぎた。 その後に着いてきた物凄じい風の流れには、毛穴に毛穴ができるほどに鳥肌を立てた。
めちゃくちゃ寒かった
こんな早朝からありがとうございますうと心の中で感謝した後に、お散歩を再開させた。
1人のお散歩はとても楽しいもんである!!
1人が「独り」になることがない。人数は等しくとも、何故か孤独感を感じさせない。
きっと、このお散歩に欠かせない 音楽 が理由なのだと思う。
ブルートゥースイアホンを耳につけて、
私はなんとも時期外れではあるが、
『戦場のメリークリスマス』なる動画を流した。
ザクザクと雪道をならしながら、馴染んだお散歩ルートを進む。
サテンのパンツにも、その冷たさは非情だった。
何分かすると、おじ様に出会った。
そのおじ様とは、毎朝大体同じ時間に、同じ場所ですれ違うのである。
おはよございまスー 、
うん。
この挨拶を毎日繰り返している。
とても逞しいおじ様の眉毛は、今日は珍しく被っていた 紺のアルペンハットで隠れていた。
雪の降っている日でも帽子を被っていなかったのにな。
オシャレに目覚めたんだな!!
ん?
あ!!!!!!!??
おじさん、、、
赤のブーツ履いてる!!!!!!!!!!!
そんな発見をした瞬間と、『戦場のメリークリスマス』の1番の盛り上がりが 重なった瞬間を絶対忘れやしない、忘れるものかーーーーー
いつもは気にならなかった足元に目をやった時、サンギョッポの脳みそに電撃が走った。
テカテカじい、赤のブーツだったから。
私も履いたことのない、赤のブーツ。
こんな滑っちまいそうな行き道を歩むなんて…………
1人ズンズンと進むご老体がものすごく、カッコよかった。
通り過ぎるまでずっと首を捻ってた。
お散歩ルートの折り返し地点をローソンにしているのだが、 昨日はホクホクしたので 久しぶりに肉まんを買っていった。
うめい!!!うめい!!!!
綺麗!!!! キレイ!!!!
折り返してから見るいつものお散歩ルートの空は、日が登ってきていた。
それにプラスして、美味しい豚肉の味がする。うめい。
きぼうのあ〜さ…
行きの時につけた足跡を無視して、ぴょんぴょんスキップして帰った。
玄関に着いて、足袋にこんもりと雪が詰まっていることに気づいた。 また少しだけ後悔した。
まだ祖父祖母、父母はグースカピーと寝ていた。
朝食にピーナッツのランチパックを食べた。これもまたんまかった。
すこしだけいい日だった
アマゾンで安めの下駄を購入した。