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余白期間_3

次の仕事のプロジェクトが決まった。

本当はもやもやしている。
自分の中では 新しいことをはじめる第一歩にはなるけれども、内容をきいたり顔合わせして
なんだかひっかかる やってみたい!という気持ちはわかなかった案件だったから。

本当はもっと他のプロジェクトの顔合わせをしてから、色々決めたかったけど なかなか希望の案件は私の今のスキルではひっかからないようで
営業さんに半ば無理矢理 ここに決めるしかない方向にもっていかれたかんじだったから。

もう少しまてばもっといい案件があるんじゃないか
そう思ったけど、現実的な生活の問題もあるし
とにかくやってみたかった職種のポジションにはつける。
いきなりやりたいことが出来るわけじゃないし
ひとまず飛び込んでみるか と言い聞かせて。

さあ、どうなるのか。
あんまり気は進まないけど、進むしかない。
まず、9時始業ってのが人生はじめてで大丈夫なのか。
あと、服装がビジネスカジュアル。
ファッションが唯一の自己表現とゆーくらい
自分の中で「すきな服を着て生きる」とゆーことが大事で、私服okのところでしか働いたことないけれど大丈夫なのか。

しかし、贅沢いってられない。
今はやってみたかった職種につく ことだけを叶え、あとは切り捨てるしかない。
何事も経験ですから。

とりあえず仕事が決まったので実家から退散し、
自分の家へ戻る。

母は父との関係とうまくいっていないし、
私や姉も独身で 人生のイベントが全然ないから
なんだか持て余しているような気がする。
若くして結婚したから、今なにをして人生をたのしめばいいのか 自分とむきあう時間があまりないまま今に至るんだろうと思う。

そんな人生に迷っている母をみて
なんだかとっても 心がきゅーーんと複雑なきもちになった。
小さな体で一生懸命あれこれやってみてる。
どうか幸せでいてほしい。
本当にそれにつきる。

ニート期間だからか、とてもとてもいろんなことを感じて涙腺がゆるい。
こんなことゆうの、今までの私では考えられなかったが 今はほんとうに家族が大事だ。

とりあえず母も新しい仕事をはじめてみるらしい。
私も新しい仕事に飛び込んでみる。
さあ、これからの物語 どうなるんでしょう。

話は飛んで、帰り道に図書館へ寄って和田誠の本を読んでいた。
ゆるい雰囲気のイラストが とってもあったかいきもちになってすきで、私もこーゆーゆるい挿絵家さんになるのとか憧れだなあと思っていた。

ただ、和田誠さんの本を読んでいると
この人天性のイラストレーターなんだなあと思って、今まで全然絵が得意 とかではない私が
安易に「挿絵家さんとかいいな」と思ったことに絶望した。

まず、和田さんは本当に幼い頃から絵を楽しんで描いていたようだ。
小さな頃からの作品がものすごい量残っていて、
日記のように絵を描いていたんだと思う。

自分は、小さな頃からたのしくてずっとやっていたことってあるだろうか。
…ない。
器用貧乏で、なんでもそれとなくできるけれど
秀でたものがない。

常にやっていたものを強いて言うならば
人に気をつかうこと。
全く自慢できない。
あとは、写真をとることはすきだったかなあ…
かっこいいデザインをみるのもすきだった。

だけどアウトプットといった面では
本当になにもない。
それなのにこれから、アウトプット寄りの職種に挑戦しようとしているが大丈夫なのか。
でも気になっちゃってるんだから仕方ない。
やってみるしかない。

気分と行動について、行動が先らしい。
気分を高めて行動するんじゃなくて
行動してると気分がのってくるらしい。

だから、やってみるしかないのだ。
不安だけど、やってみるしかない。

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