【ならさんが今思った】相手に届くフィードバックをするためのポイント3つ
こんにちは、ならさんです。
昨日、僕が運営として参加しているオンラインスクール・郡司塾のオンラインセッションの日でした。
郡司塾のセッションでは、受講生の発表に対して、別の受講生や僕を含む運営側の参加者からフィードバックを伝えます。
郡司塾でのこのシステムがとても効果的で、受講生の成長を力強く後押ししているんです。
一方で、さっきふと、(昨日の僕のフィードバックは、受講生に伝わったかな?)と思ったので、僕自身の頭の整理も兼ねて、ならさんが思う「相手に届くフィードバック」をするためのポイントを3つ、お伝えしたいと思います。
日ごろ人から相談を受ける人や、人の話にどうしてもフィードバックしたくなっちゃう人、急にアドバイスを求められて困ったときなどに参考にしてもらえると嬉しいです。
フィードバックのその前に
相手に届くフィードバックのポイント3つ、と言っておきながら、まずその前に決めておいた方がいいことがあります。
それは、「フィードバックが届いたことを、どうやって知るか」ということです。
フィードバックが届いたサイン、みたいな。
これ、特に決まったものはありません。
自分の言葉が相手に届いたか、理解されたか、って、突き詰めるとわからないですし。
とはいえ、「相手に届いた」という実感があることも大切だと思います。
なので、自分で決めてしまっていいと思います。
例えば、
・相手が熱心にうなずいている
・相手が「なるほどー」と言う
・フィードバックを伝え終えた後、相手がその内容について感想や意見を言う
・相手が自分の言葉を”理解している”という表情をしている
などなど。
複数あってもいいですね。
これを、フィードバックを始める前に何か一個決めておくといいかな、と思います。
相手が頷いている、という簡単なもの一個でもいいです。
慣れてくると先に決めなくてもいいのですが、先に決めておくことで、相手の反応を感じ取りやすくなると思いますよ。
”あ、いま自分の言葉が相手に届いているな”という実感が、相手に伝える言葉や内容により説得力を持たせることにつながりますので、試してみてください。
フィードバックのポイント3つ
さてさて、では本題。
今ならさんが思う、フィードバックのポイント3つはこんな感じです。
1.相手の背景を聴く
2.届けたいのものを決める(いくつ伝えるか、も決める)
3.相手の言葉を使う
いやー、ホントこれ大切ですねえ!
あまり意識したことない、というかた、ぜひ試してみてください。
伝え方伝わり方、変わりますよ!
レッツトライ! がんばって!!
…というだけのもアレなので、もう少し説明しますね。
1.相手の背景を聴く
まずはこれですよねえ。
相手が何を大切にしているのか、どんなことに悩んでいたり、どんなことをしたいとおもっているのか。
これを聴いて、分かろうとする、その力になろうとするからこそ、フィードバックの言葉が生まれてくるんだと僕は思います。
相手が思っていること、話してくれたことの、どれくらいまで自分が理解しているかはわからないけれど、できるだけそれを受け取ろうとする、理解しようとすることが、フィードバックへの第一歩です。
もし、友達との雑談の途中で、なにかフィードバックをしたくなったら、その瞬間からでもやってみてください。
場合によっては、それまで聞いていた言葉とは異なる思いや言葉が聞こえてくるかもしれませんよ。
2.届けたいものを決める(いくつ伝えるか、も決める)
話しているときに、何を話しているのかがぼやけてしまうなあ、という悩みのある人。
割とここがポイントだと思います。
例えばフィードバックに5分使うとしても、その中で伝えたいことは、一つでいいです。
多くても3つかな。
それ以外の言葉は、伝えたいことをわかりやすくするための装飾みたいなもの(極論)。
以前受けたセミナーで、講師の人がこんなことを言っていました。
「このセミナーから、何か一つ、持って帰ってください。 2つとか3つとか、たくさん欲張っても全部忘れますよ」
これ、ホントにそうだなあ、って思います。
っていうか、自分の外側にある価値観や言葉は、そうそう腑に落ちて入ってくるものじゃないんですよ。
それがたとえ、一つであっても。
なので、例えば5分のフィードバックだったら、いろんな角度から伝えたい1つのことをつたえるとか、たくさんのことを話すけど、これだけ受け取ってほしいとか、そんなふうにしながら、(自分が伝えたいのはこれ)っていうのは意識しておいてみてください。
ネタバラシしちゃいますけど、とはいえ相手がそれを受け取るかはわかりません。
こちらが届けたいのとは別のことを受け取ることもしばしばあります。
でもそれはそれでいいんじゃないかな! 受け取ってくれてるし!(適当)
なんなら、これを届けたい、と決めた一つが伝わってたらめっちゃ凄いですから!
ワオ、上級者!!
3.相手の言葉を使う
これはちょっと補足的ですが、やってみると面白いです。
「相手の言葉を使う」っていうのは、相手が話している間に使った言葉を、フィードバックの時に用いる、というものです。
例えば、ならさんのこの文章の中でのこれまでの内容からだったら、「相手の背景を聴く」という言葉を使ったり、「自分の外側にある価値観や言葉」っていう表現を使ったり、みたいな。
これをすることで、相手の方が「あ、この人は自分の話を聞いてくれてるな」っていうのを感じやすくなるんですよ。
自分の話を聞いてくれる人の話って、聞きたくなるじゃないですか。
相手が聞く態勢にあることで、言葉はだいぶ伝わりやすくなると思います。
ならさんがフィードバックをするときに大切にしているポイント3つ、いかがでしたか?
これ、普段の会話でも無意識に使っているなあ、と書いてみて思いましたね。
でも、やっぱりまず何よりも大切なことは、相手に届けたい思いや言葉があって、それを届けようとすること、だろうなあ。
「自分はなぜ、それを相手に届けたいのだろう」を考え、
「その思いや言葉を届けることで、相手にどんなことが起こるといいと思っているんだろう」を考える。
この姿勢って、相手にめっちゃ伝わるんですよねえ。。。
嬉しいじゃないですか、人がこんな風に関わってくれるなんて。
話、聞きたくなっちゃうじゃないですか。
先ほども書いたように、他者の言葉や思いが伝わって腑に落ちる、って、そんなにすんなり起こることじゃないです。
だから、相手に届けたい大切な思いは、何度も何度も、言い方を変え、伝え方を変え、時間や場所を変え、届たらいいと思います。
そうやって届けても、届くか届かないか、くらい。
もし相手に届いたとしたら、それはホントに素晴らしいことです。
冒頭の郡司塾の話に戻ると、郡司塾のセッションでは、塾生が自分の望んだ成長へと向かってゆくための手助けやヒント、きっかけになるようにと願って、大切だと思うことをフィードバックとして繰り返し届けています。
そうすると、いつのまにか、受講生同士がお互いに、相手の為のフィードバックをするようになっていきます。
これがほんとに強力で、見ていてとても嬉しくなる光景なんです。
昨日のセッションも、本当にいい時間だったなあ、という感想を言葉にして、今日は終わりたいと思います。
最後までご覧くださり、ありがとうございました!
ちなみにならさんはフィードバックをしているうちに気持ちよくなっちゃって、3つのポイントを忘れちゃうことがあります。
テヘッ☆
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