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ドレッシングで鍛える「触る力」@家庭で簡単にできる視覚障害児の子育てひと工夫

こんにちは。弱視難聴の奈良里紗です。

視覚障害のお子さんを育てていらっしゃる皆さんへ、
家庭でもできるちょっとした子育ての工夫を本日はお伝えしていこうと思います。

まず、この写真をみて、あなたのお子さんだったらどんなところで苦戦しそうですか?それとも、これまでのご家庭での様子から何も困らないでしょうか?

ドレッシングの写真

弱視で指先の不器用さには自身のある私。

まず、困るのがドレッシングのキャップ部分にあるフィルターをはがすこと。

これ、きちんと小さいころから触る訓練を積み重ねているお子さんであれば、たぶん、なんなくできちゃうと思います。

実際に、知り合いの弱視の人は触ればミシン目がわかるそうです。

ところが、私の指先はミシン目を感知できません。苦笑

キャップに書いてある点字は読めるのに、わからないんですからもうどうしようもありません。苦笑

私のようにならないためにも、小さいころから練習しておくといいと思います。

そもそも、ドレッシングのキャップには、こういうプラスティックのフィルターがついているんだよということ、
そこには必ずミシン目があってそれにそって引き裂けば簡単に取れること、
見える人にわかるように、「切り口」など普通の文字では表示があること、
などなどを教えておくといいと思います。

そういう情報があるんだということがわかっていると、例えば、見える人に尋ねるときに、
「切り込み口ってどこ?」
と尋ねることができます。

切り込みが入っていることやミシン目という言葉自体がわからないこともあるので、こういう付帯的なものから教えていくとよいですよ。



フィルターをとったドレッシングの写真

さぁ、私もなんとか自力でフィルターをとれました。笑

自分では時間がかかったり、すぐにとれないとういことがわかっているので、いつもは、買い出しにいって帰ってきたタイミングでヘルパーさんに開封作業までお願いしちゃっています。

開封してみると、キャップが実はでこぼこしているのだということがわかります。

このドレッシングはキャップをあけるとすぐにドレッシングがでるようになっていました。

ものによって、さらに中栓があることなども教えるといいですよね。
我が家は、ハインツのトマトケチャップを使っていますが、あの中栓をはばすのはなかなか私には大変なのです。笑

中栓もいろいろなバラエティがあるので、ご家庭で使うときに、親が開封する前に、
「これ、あけるのお手伝いして~」
とこどものお手伝いとして位置付けるといいですよね。

そのうち、なんでも開封作業は自分にまかせてくれ!というぐらいになったら素晴らしいですよね。

ちなみに、このドレッシングにはキャップ部分に
「ドレ」
とドレッシングであることがわかるような点字表記がされています。

「ドレって、どれよ?」
と突っ込みたくなる気持ちをおさえて(笑)
点字表記をつけてくださったことには感謝したいと思います。

そう、重要なのは何のドレッシングなのかがわかることなんですけどね。苦笑

私はいろいろなドレッシングを買うことが好きなので、見える人とお買い物にいったときにドレッシングコーナーではじから全部読み上げてもらうこともあります。

本当にいろいろな種類がありますよね。

手先に加えて、嗅覚も鈍い私は、シーザードレッシングは香りだけで識別することはできません。苦笑

私は、かろうじて色で識別できるので、白っぽいのはシーザードレッシング、黒っぽいのは和風ドレッシングのように識別しています。

ドレッシング1つとっても奥深いですね~

ぜひ、お子さんと楽しみながら、指先で触る力、香りで識別する力なんかもきたえていってくださいね~

この記事がよかったな!という方は、記事をご購入いただけると嬉しいです。
こういうちょっとした日常の1場面を切り出して、皆様にお伝えしていきたいと思います。

ここからは記事をご購入くださった方へのおまけです。

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