多様な患者の立場を知ること
透析が日常の宿野部武志さん、
精神疾患と上手に付き合いながら日常を送る竹内京子さん、
乳がんにより失った乳房を再び取り戻すために戦った鈴木美和さん、
そして、弱視難聴の私の4名の座談会を
ご自身も二分脊椎症やがん患者として医療と患者をつなぐ活動を長年されている鈴木信行さんの司会進行で行われました。
私はまだまだ狭~い世界で生きていたんだと、この座談会に参加させていただき、改めて感じました。
透析、精神疾患、乳がん、どれも聞いたことはある病気だけど、その実際はほとんど知らないことばかりでした。
そして、それぞれの立場から語られる病院へ求めること、共感できることもあれば、私にとっても新たな気づきを与えてくれる内容もありました。
多様な人々が暮らす社会、それを支える医療がよりよくなっていくためには、こういった様々な多様性の立場の人の話に耳を傾けることが大切なのかなと感じました。
私も患者の一人として、患者と医療をつなぐ役割を担っていけたらなぁと改めて感じた座談会でもあります。
この座談会での模様は、下記の雑誌にて詳しくご覧になることができます。
☆書誌情報
宿野部武志・竹内京子・鈴木信行・奈良里紗・鈴木美和 (2020) 特別座談会 「生活を支える医療」を語る 患者にとって医療は「生活の一部」 医療者に求めたい支え方を語ろう. 最新医療経営, 427, 34-39.
2020年3月発行