視覚障害者と一緒にオンライン会議、どんなことに気を付ければよいですか?
オンライン会議が日常風景になりつつある今日この頃。
「視覚障碍者がオンライン会議に参加するときにはどんなことに気を付ければよいですか?」
というご質問をいただいたのでお答えします。
お願いしたいことは、次の3つ。
1.発言するときには、自分の名前をいってから発言する
2.リアクションは声にだして
3.チャット使用は本人にOKかどうか確認して
1はリアルで会うときも同じ。
誰が発言しているのか、見える人は相手の顔や表示名ですぐにわかるけれど、視覚障碍者はわからない。
「奈良です。その件については私はこう思います」
と意見を言う前に自分の名前をいうだけ。
2は、私がよく司会をしているときなどに
「何かほかに意見や質問はありませんか?」
と聞いたとき、しーんとなっていると相手の映像が見えないのでわからない。
「ありません!」
などと声でリアクションしてもらえるととても安心する。
3はケースバイケース。
特に、画面読み上げソフトを使っているとチャットの内容はそのまま読み上げてしまい、会議の発言の音声とチャットの読み上げがかぶってしまい、内容がわからなくなってしまうことも。
私はチャットより、LINEのグループで情報を流してもらったほうが助かるなと思っている。
そのほか、細かいことは個々人によって違うと思うので、
「何か気を付けたほうがいいことはありますか?」
と本人に直接確認してほしい。