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弱視児のパパママが家庭でできるちょっとしたことだけど、大事なこと。

弱視難聴の奈良里紗です。

視覚障害のお子さんを育てるパパママの子育てサポートの活動をライフワークに取り組んでいます。

今回の記事では、弱視のお子さんを育てるパパママたちが家庭でできるちょっとしたことなんだけど、結構、大事なこと!をご紹介します。

さて、こちらの写真、私は何をみようとしてとったと思いますか?

食パンをとめるプラスティック


「奈良さん、写真とるのへたっぴですねー」
という声がきこえてきそうですが、それは横においておいて。笑

食パンなどにくっついているプラスティックの留め具です。

なぜ、私がこんなものの写真をとったのか、皆さんならおわかりですよね?

そう、私は食パンの賞味期限を確認しようと思い、スマホで写真をとったのです。

ところが、どうでしょうか。

賞味期限らしき文字はありません。

ここで、皆さんに質問です。

普段、お子さんとお買い物にいったり、家でごはんを作るときに、お子さんと一緒に賞味期限の確認をすることはありますか?


賞味期限を確認するとき、お子さん自身にその日時を確認させていますか?

賞味期限って、結構、視覚障害者にとっては厄介なものなんです。

そして、生活レベルでなんとなく
牛乳の賞味期限は、長くて2週間ぐらい、安売りになっているシールがはってあると数日間、
お豆腐の賞味期限は意外と短い、
卵の賞味期限は透明のケースの中に紙ではいっているから捨てないように気を付ける
などなど、これまでの生活の知恵を活かして生きています。

さて、先ほどの写真、私はこれまでの経験上の知識として、食パンの賞味期限はこのプラスティックに書いてあると思っていたので、写真をとったわけです。
残念ながら、この食パンの賞味期限はここには書いておらず、カメラテクニックのない私がさらに苦労して難易度の高い食パンの袋をきれいにのばして賞味期限を確認することになるのですが・・・
面倒くさがりの私はそれはせずに、くんくんとにおいをかいで、問題なさそうと判断してぱくり。笑

賞味期限を見るという行為も大事だけど、それ以上に、普段からもののにおいをかいで、
「これは腐っているからやばい」
という嗅覚を鍛えることも大事です。

おうちで腐りかけの食品があるときは、ぜひ、みんなで目をつぶってそのくさーいにおいを堪能してみてください。

話が脱線しましたが、今回、お伝えしたかったことは、
弱視のお子さんはどこに何が書いてあるのかを自然に学ぶ機会がありません。

だから、家庭の中でお買い物をするとき、家にあるものなどを使って、こういうものはだいたいこういうところに書いてあるものなんだよということを教えていくことがとても大切です。

これ、ちょっとした隙間時間に簡単にできます。

でも、実はこういうちょっとした経験の積み重ねが大きくなっていったとき、一人暮らしをするとか、そういうときに役立っていくものなのです。

学校教育の中では、なかなかそこまではできませんから、
ぜひ、家庭の中でそういったことを教えていってあげてくださいね。

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