視覚障害があると温泉って怖くないですか?
全国割もスタートし、いよいよ旅行シーズン到来!
私もさっそく、利用してきました!
さて、先日、視覚障害のある方とお話をしていたときに、
「温泉とかいきたいけど、怖くていけないんです。温泉っていきづらくないですか?」
というご質問をいただきました。
確かに確かに。
目が見えない、見えにくいと温泉ってちょっとハードルが高いところなんですよね。
裸で白杖をもって温泉に入るわけにいかないですからね。苦笑
でも、私の場合は、
「温泉に入りたい!」
という気持ちのほうが強く、いつもなんやかんやで楽しんでいます。
例えば、チャックインをするタイミングでスタッフの方に
「視覚障害があるので、お時間のあるときに客室から温泉まで案内してもらえませんか?」
と聞いておく。
チェックインの忙しい時間帯を避ければ結構手伝ってもらえます。
そのとき、温泉までの道順、エレベーターの回数表示ボタンの場所、男女風呂の場所、脱衣所のレイアウト、アメニティの場所や酒類、お風呂の中のレイアウトや露天風呂の場所、段差の場所などをチェックしておきます。
私はロービジョン(弱視)なので、一度、こうやって案内をしてもらえれば、次からは一人でなんとかなります。
なんとかならないときは、
「すみません、コンタクトしてなくてよく見えないのですが、これなんですかね?」
と周囲の人に聞くこともあります。
まぁ、裸でこれは結構ハードルが高いので相当困ったときぐらいしかやりませんが。
温泉の中は、結構、バリアフル。
転んでしまっては危ないので、基本はすりあしで移動します。
外の気温が0度とか、とても低いとき、裸ですり足でゆっくり露天風呂までいくのは相当大変なんですけどね。笑
私も視覚障害者になったばかりのころは、温泉って怖い、温泉、いきたいけど見えないから無理かなーと思っていました。
それこそ、家族や友達と一緒でないと無理!と思い込んでいたところがありました。
でも、一人で温泉にいく機会も結構あって、そのたびにいろいろな経験をして
「もっと、こうやれば快適じゃないか?」
と試行錯誤を繰り返した結果、今では温泉がこわーいとか、いきたいけどいけない・・・といったことはなくなりました。
過去の私のように、温泉にいきたいけどいけないなーと思っている視覚障碍者の方がいましたら、ぜひ、いってみてください。
一人では無理かもしれませんが、温泉のスタッフさんにも手伝ってもらえば、思っていた以上に快適に楽しめると思いますよ!