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先行研究メモ01

先行研究を読んだときのメモ。

教師研究

飛坂洋子・勝二博亮・田原敬(2022)知的障害特別支援学校の教科指導における学習指導要領の活用とその課題-若手教員と指導教員への聞き取り調査からー. 特殊教育学研究, 60, 3, 147-157.

・実態把握がきちんと行われずに教育がおこなわれている。
・特別支援教育における実態把握の難しさは私的されている。
・学習指導要領の開設が膨大で活用されにくくなっている。
・参加者は、若手教員6名。(採用1年目)
・若手教員の指導教員4名も参加者とした。教員歴25年以上のベテラン教員。
・20分程度の半構造化面接を実施。
・分析方法はKHコーダーによる定量テキスト分析を行った。
・若手教員にとってこどもの実態把握が難しい。
・同じクラスの中に多様な発達年齢のこどもがいるため、そういったこどもの実態把握をすること、実態に応じた指導は難しい。
・ベテラン教員にとっては、学習指導要領がわかりやすい。新人教員にとっては、段階設定と実態を結びつける指導を行うことが難しい。
・ベテラン教員にとって、アセスメントの結果と学習指導要領の目標が一致していると根拠をもって指導にあたれる。

英国の教育に関する研究


日英教育学会(2017)英国の教育. 東信堂 東京都

・1993年の通級による指導以外は分離教育だった日本。
・2007年の特別支援教育制度はイギリスの教育を参考にしている。
・虐待やいじめ、宗教や生活習慣におけるマイノリティ、母国語がことなるこどもなども諸外国では特別支援教育の対象になっていることも多い。
・1981年教育法によって、世界ではじめて障害児教育に関する記載がされた。
・ウォーノック報告が世界的に注目を集めたのは、障害のカテゴリを撤廃し、特別な教育のニーズという概念が提唱されたからだ。
・多角的に教育的ニーズをとらえるために、個人要因だけではなく、環境要因も含めて評価する必要がある。

加茂純子(2017)英国の視覚喪失アドバイザー4日間の講習に参加して. 日本ロービジョン学会誌, 17, 64-66.

参加費は750ポンド。
12名の参加者。
4日間のコース。

1.私の目の状態と登録の過程を理解する
2.だれか話す人がいる
3.私は自分、自分の健康、自分の家族をせわすることができる
4.必要なベネフィット、情報とサポートをうけることができる
5.自分のもっている視覚を最大限活用できる
6.テクノロジーを最大限活用して情報にアクセスできる
7.外出しあちこち歩くことができる
8.コミュニケートするツールと技術とじしんをもっている
9.教育
と生涯教育への平等なアクセスがある
10.仕事とボランティアもすることができる


質的研究関連

文献情報
荒木田美香子・豊増佳子・仲野宏子(2022)質的研究における質的データ分析ソフトウエアの活用状況の実態.日本看護研究学会雑誌,45, 2, 201-212.

メモ
・CAQDASの使用が増えている。特に、医学・看護分野。
・Nvivoの使用が最も多い。
分析ツールの活用により、より客観的、分析の効率化、可視化、図表化などが用意になり、論文作成もしやすい。
・ソフトウェアの会社が開催しているセミナーに参加しておくと使用手順がわかりやりやすい。
・Nvivoは、大学院生のときにトライしようと思って挫折した記憶が・・・。あの頃とは違い、画面共有をしながら学習することもできそうなので、今後、活用できる可能性を検討する。


文献情報
安藤(武田)瑞穂・熊谷恵子(2022)ADHDを中心とした発達障害者に対する心理社会的アプローチの研究-読書療法がコーチングを補完する要素の質的検討-. 特殊教育学研究, 60, 3, 133-144.

参加者:7名の成人の発達障碍者
分析方法:KJ法をもちいて2名で分類。分析結果を2名が確認した。

メモ
・尺度と質的データの組み合わせた論文。
・カテゴリを図にして関係性を整理している。

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