弱視の人は洋画の字幕はどうやって観るのか?
私は中学生のときはリングなどの邦画ホラー映画、
高校生になるとかなり幅広いジャンルの映画を観るようになりました。
映画館で友達と映画を観るということ自体がちょっと大人な遊び♪という感覚もあったように思います。
最初は一番後ろからでも見えていた洋画の字幕が徐々に見えなくなってしまいました。
徐々に座席の位置が前へ前へとなっていきました。
このとき、背景色が白で字幕の色も色っぽいとみえなかったり、逆に背景色とのコントラストがあれば見えたり、字幕の文字の種類によって見えたり、見えなかったり、もうこれは実際に映画をみてみるまでは見えるかどうかわからないという状況でした。
現在、視力は0.01となり映画館で字幕を見ながら映画を楽しむことはできなくなりました。
字幕が見えていた経験があるからこそ、辛い、喪失感がありました。
字幕だから楽しめるのに、吹替なんかじゃ面白くない!と・・・。
でも、そのうち徐々に見えないのだから吹替で見ればいいじゃないかと思えるようになりました。
もちろん、見たい映画に限って字幕しかない場合はがっくりします。
最近はUDキャストというアプリで吹替のない字幕映画の音声ガイドを聞くことができるものもあるようです。
映画館では見れませんがDVDででたときに吹替にして洋画は見るようにしています。
映画も好きなのですが、アメリカのドラマも好きな私。
Amazonプライムビデオだと吹替がないものも多いので、どうしても見たいドラマはHuluなどサブスクしてみることもあります。
ちなみに、私の弱視の友人は目が疲れるけど、単眼鏡を使って映画館で字幕の映画をみていたり、
テレビ画面に顔をくっつけて、あるいはルーペを使って家のテレビでみていたり、ときには一時停止を使って読んでいたりします。
面倒くさがりの私はそこまでの根性はありません。苦笑
大学時代、課題ででた映画は全て字幕で吹替もなく困ったことがありました。
そのときは友達に全部字幕を読んでもらったのですが、きわどいラブシーンとかはきまづくなりますね。苦笑
そのとき、読んでくれていたのが男友達だったのでなおさらですが。苦笑
個人的には、
「字幕じゃないと楽しめない!」
という自分自身の思い込みから脱皮するまでが少し時間がかかったように思います。
なんだ、吹替でも楽しめるじゃん、感動できるじゃん、笑えるじゃん、そんなことがわかるようになってからは積極的に吹替で見るようになりました。
いまだに、「面白そうな作品!」と思ったものが字幕しかないと残念な気持ちになりますが。