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論文5本は多いですか?
楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。
後期はイギリスにいっていることもあり、いくつかの非常勤はお断りして、文部科学省の過程認定申請を行った授業のみ非常勤で担当させてもらっている私。
実は、授業が大好き。
授業って、すればするほど、自分も学びになる!だから、スキ。
知識を教えるには、自分が理解していないといけないし、
学生さんにはいつも最低3つは質問してね!といっているので、もちろん、それらに答えることも必要。
質問をしてもらうことで、彼らが理解できていることとできていないこと、誤った理解につながっていることなどがよくわかる。
特に、特別支援教育を教えていると、誤った方向へ理解がぐんぐん進んでいく学生さんもいて、自分の教え方がまだまだであることを痛感。
そんな彼らの理解をさらに深めるべく、どこの大学でも私の課題は同じ。
授業で学んだ中からテーマを1つ選び、それについての「学術論文を5本」読んでその要約とそれに基づく自分の考えをまとめること。
平日1日1本読めば、1週間で終わるよね?という計算。笑
大切なことは、「学術論文を読む」ということ。
普段、ネットの記事を読みなれているかもしれないけれど、教員になる卵たちには、きちんとしたエビデンスを探す力、読み込む力、それを理解して文章にする力を養ってほしいと思うから。
そして、それぞれが興味のあるテーマだから、なかなかニッチなテーマがでてくる。これも、非常に面白い。
さらにさらに、自分の興味に基づいて主体的に学習しているから、理解がぐんぐん深まっていく。
授業中に伝えたような内容でも、論文を読むことですとんと理解できたんだなということが伝わってくる。
視覚障害教育自体がニッチな領域だけど、こうやって学術論文を探してみると、いろいろあるんだよねー。
学生のレポートから、私も学ばせていただき、おなかいっぱい。
後期の成績評価も無事におわり、新しい年度を迎える準備がすすみそう。