奈良の節分行事 東大寺ですごく良かったこと
奈良で節分行事 東大寺
東大寺の節分に行ってきました。
日本では古来から「追儺会」と呼ばれる行事がありました。
追儺会は追いかける追うという漢字に、人偏に難しいと書く「な」で追儺です。
追儺のなは、炎で災厄を追い払うとう意味があるようでして、そういう災を払う行事として昔から行われてきました。
節分で追い払われるのは鬼ですけど、鬼というのが、目に見えない病気だったり、人間に害をなす天候の変化だったりするのでしょう。
東大寺さんの節分行事は、お昼から二月堂で行われます。
まず二月堂の舞台から豆がまかれ、そのあと隣にある三月堂の前に特設ステージが作られ、そちらでもまかれます。
小さなビニール袋に入った豆と、鈴がまかれました。
去年まではコロナ対策のため、豆まきがなかったのと土曜日だったせいか、おおにぎわいでした!
まかれる豆はキャッチしなきゃいけませんので、豆まき特設ステージに近い場所に入れる人数が制限されていたため、そのエリアには入れなかったのですけど、お友達がたくさんもらえたようで、分けてもらえました(^o^)
豆や鈴は、お供えくださったお商売の皆さまからの寄進です。
ありがたいことです。
豆をまいたみなさんは、今年の年男・年女のみなさま。
そして、東大寺福祉療育病院から来られたという車椅子のおばあちゃまがいました。
奈良時代から続く伝統 東大寺の福祉事業
実は東大寺さんは、奈良県で唯一の療育病院を経営していらっしゃいます。
療育病院とは、医療と教育をあわせもった施設のことです。
東大寺療育病院のホームページには、理念としてこんな言葉があります。
奈良時代に作られた東大寺は、時の天皇聖武天皇が、生きとし生けるものすべての共存と共栄を目指して作られました。
とんでもない階級社会の中で、人はもちろん、動物も植物も栄えることを願った天皇です。
この理念を受け継ぎ、今も肢体不自由な子どもたちの健康と教育を担っていらっしゃる機関があるのです。
今回の豆まきに、多様な顔ぶれがあったことを見れたことが、東大寺節分行事に参加してすごくよかったことでした。
ほな あとはあんじょう頼みます