
奈良と和歌山を繋いでくれる明恵上人
奈良のことを知るうえで、大阪や京都、和歌山のことも色々知っておかないとな~
と常々思っています。
すべては関連していますから、日本のことを知るためにも海外のことを知る、というのが大事なように、みたいものだけに視点を寄せていると、近すぎて逆に見えないことがあります。
目を引いて、全体を見渡せたら、また何か違った学びがあると思うのです。
先日和歌山に行ってきました。
これまでも高野山や熊野本宮、那智の滝あたりなど行ったことがあるのですが、奈良に負けずに寺社仏閣が多いなあと。
紀三井寺、道成寺、粉河寺。
今も残る古刹が沢山あります。
奈良のとの関わりでいえば、白鳳時代の悲劇の皇子、有間皇子が刑死した場所があり、斉明天皇や文武天皇が牟婁の湯に行幸していたりというのが私の好きなところです。
あと、日本霊異記という仏教説話集があるのですが、その作者景戒は薬師寺のお坊さんだと伝わっています。
その景戒は紀伊の国・名草郡の出身だと考えられているそうで、日本霊異記にも和歌山の話が沢山出てきます。
実際和歌山市に行くと、和歌山城がそびえ、吉宗公をはじめとした江戸時代の偉人が注目されているように見えますが、古代~中世の和歌山はおもしろいなあと思っています。
それで知ったのですが、鎌倉時代に活躍した「明恵(みょうえ)上人」は和歌山出身だったのでした。
この方は、あのむちゃくちゃ有名な『鳥獣戯画』を所蔵される京都の高山寺を開いた方で、東大寺の教学「華厳の教え」と密教を融合させた独自の宗教観を確立させたりしました。
お若いころはお釈迦様に傾倒され、インドに行くことを望むも叶わなかったりします。
この時、明恵上人のインド行きを止めたのは春日の神様だったというのです。
現在も春日大社には、明恵上人が祈ったという「遥拝所」が残されています。
明恵上人のことはきちんと勉強しなければ…と思いつつ、なかなかとりかかれないでいましたが、和歌山にて思いがけず出会ったことで、これは天啓か……?などと勝手に思ったのでした。
2月26日(水)20時からニコ生です。
今回は雑談スペシャルということで、最近あったこと色々語ります。
お話したいことは……
■珠光茶会必勝法
■陰陽師の占い師に占ってもらってきた
■和歌山行ってきた!明恵上人のこと
■慈眼寺法要体験
■奈良のカレー屋toiさんのこと
などなど語ろうと思います(^o^)
==
【ただうち香織の知りたい奈良】
2025年2月25日(水)20時スタート
冒頭無料です。
途中から会員さま限定の有料放送です。
月額880円で月4会の放送&過去アーカイブ見て頂けます。
会員様によって支えられております(^o^)
https://live.nicovideo.jp/watch/lv347115769
【ニコニコチャンネル入会方法(パソコン版)のご案内】
https://uruwashinara.com/2023/04/1376/
・ニコニコアカウント(無料)が必要です
・プレミアム会員になる必要はありません
いいなと思ったら応援しよう!
