[起業家に届け!]CBTS野口社長の金言
ども、ならなすおです。
今回は、これから起業しようと思っている方向けの記事です。
私自身の「起業体験」ではないので、マガジンは「企業応援記」(無料)に入れてます。
さて、私最近Xの運用に四苦八苦しているんですが、とあるご縁で、CBTSの野口社長の動画を見る機会をいただきました。
CBTSというのは、試験・検定のコンピュータテストなどを運営したり、資格系のポータルサイトなどをされている会社です。
年商はほぼ100億円。急成長中の会社です。
野口功司社長は、CBTSの創業者さんで、XやYouTubeで起業・経営・ビジネスノウハウを無料発信されています。
https://twitter.com/CBTS_noguchi
今回私が見た動画は↓
社長インタビューメディア「ビズスト」さんの、野口社長インタビューです。
20分程度の動画です、。
起業家の皆さん、あなたの20分を費やす価値が十二分にあります。
前半、中盤、後半それぞれに金言があるので、是非全編ご覧ください。
この野口社長のお話が、地方で起業支援を長年やってきた私が視聴していて「なるほど」と腑に落ちたので、是非私の所見と合わせて起業家の皆さんに紹介したいと思い、記事にしました。
(私は決してCBTSの回し者ではありません。お金ももらってませんので変なバイアスは全くかかってないです。安心してご覧ください。)
動画要約は、CBTS公式さんやビズストさんのクリアをもらったものではなく、私の個人作業ですのでご承知おきください。
それでは、本編スタートです。
(1)「営業」という経験の重要性
①野口社長の金言
動画は6:30秒頃からです。
・社長は営業経験必須
野口社長自身、起業当初はコネもカネもなく、最初のクライアント100社程度は、ご自身で電話アポを取り、営業されたそうです。
「人の上に立とうと思ったら、人間関係をしっかりできないとNG。営業は人間関係を構築するスキルが自然と身につくので、やっておいた方がいい。」とおっしゃっていました。
・甘ちゃんな考えを捨てる
もう一つ大事なのは、営業することで「世の中と裸一貫で向き合い、厳しさを体感する」ということです。
経営者になってみないと、経営者の気持ちはわからない。
世の中の厳しさを早くに知っておけば、その感覚でこれからの仕事に向き合える。
だから、学生起業、若いうちの起業は、した方がいい、というのが野口社長のご意見です。
②私の経験
一方私は、九州の一県の創業支援担当者として、
「何で起業家が育たないのかなー」
とずっと考えてきました。
で、そこで一つ思い当たったのが、
先輩起業家と聴衆の「見えている景色の違い」です。
例えば創業セミナー。
呼んできた先輩起業家が、いいお話をします。
でも、それを聞いて実践する聴衆は、実はほぼゼロです。
なぜか?
先輩起業家のしてきた苦労、見てきた景色、踏んできた道のりを、聴衆である起業家は、イメージできてないんだと思います。
多分すごくイージーに考えている。
なので、セミナー後に実践することが、全然違ってくる。いや、何もしない。
まず、「世の中の厳しさと向き合う」「それを乗り越えるためにやるべき事の大変さを体感する」というプロセスを経ないと、先輩の声は、後輩に響かないのではないでしょうか?
国(中小企業庁)に研修に出ていた頃も創業支援の仕事をさせていただき、いろんな先輩起業家さんのお話をおうかがいしましたが、「起業家の経験談は、ほぼ100%浪花節」です。
それは時代の違いではありません。
まず、起業家育成では、「体感の位相を合わせる」プロセスが必要なのかも知れません。
そのためには、「売るの、大変だったー」という経験がとても貴重なのでしょう。
(2)失敗できる世の中になった
①野口社長の金言
動画は、(1)の文脈と一緒に語られている部分も多いですが、大体7:40頃からです。
・SNSで情報や人との距離が縮まった
SNSの普及で、多様な生き方、働き方が認められるようになってきた。
かつて起業は、とてもハードルの高い、失敗できないチャレンジだったが、現在は「令和の虎」のような場で先輩と出会うことができるし、クラウドファンディングで資金を集めることもできる。
一度失敗しても、拾ってくれる人が、多分いる。
現に、野口社長は、そういうスタンスで若手起業家と向き合っておられるんだと思います。
心置きなくチャレンジし、苦労してみましょう。
再起不能な借金とならない程度に、失敗もしてみましょう。
その取組が真摯なものなら、拾ってくれる人がSNS上にいるかも知れません。
・若いうちから始めるアドバンテージ
起業チャレンジは、50歳から始めてもいいんですが、「50歳から始めて20年頑張る」と「20歳から始めて50年頑張る」では、チャレンジの量と質が変わってきます(時間の関数だから)。
仕事をする際の目線を早く上げるという意味でも、チャレンジは若い頃から始めた方がいいようです。
②私の経験
私が創業支援の政策担当者だった頃は「失敗を語ってください」というのを先輩起業家に頼みづらかったです。
で、成功の話ばっかりすると、(1)で述べたような「見えている景色の違い」が出てしまう。
そして、地方都市では、まだ「失敗アレルギー」のようなものが、残っています。
これから、全国各地に、コミュニティベースで「起業の経験値」が蓄積されていき、その中に「失敗談」も含まれるようになれば、もっと失敗に寛容な社会になっていくと思います。
私も、起業支援家として、地道にやっていかないといけません。
まず、自分自身の起業を何とか軌道に乗せないといけません、、、
(3)模倣はできません
野口社長、12:40頃から、「経営の心技体」というとても重要な話をされています。
でもそれは、皆さん、動画を視聴して感じてください。
人の持つ「座右の銘」というのは、人づてに聞いても、全く意味がないです。
その言葉を本当に大事にしている野口社長の語り口から、学んでほしいです。
(4)おわりに
Xで、すごくいい出会いをもらいました。
野口功司社長、すごい方です。
「地元を、チャレンジしやすい地域にする」というのは、私の公務員時代からの夢の一つです。
だから今、「公務員を辞め、起業家になった今だからこそできる事をしよう」と思っています。
自ら動いて情報を集め、野口社長のような「信じられる方々」とつながり、近くにいる起業家さんに教えて差し上げる。
素晴らしいコミュニティに、地元の起業家さんを送り込む。
SNS運用を頑張る理由が、また一つ増えました。
CBTS野口社長、ビスストさん、リンク張らせていただき、ありがとうございます。
今回も、ご覧いただき、ありがとうございました。