或る旅行記 壱〜真夜中の峠越え〜

今さら書くのはどうかと思われても仕方ない約４年ぶりの東京旅行の日記を書く。ついこないだまで体調がかなり悪く一時期の流行り病やインフルではなかったがあんなにも高熱なったのは初めてでした。旅行が原因とは思ってませんが。
　９月１５日午前２時半、こんな時間に新千歳空港に向かって車を走らせていた。安月給な私はどうにか最安値の航空券を買うのに探したら朝１０時成田空港行きが一番安くて買ったけど何が困るのか。それは快速電車でも間に合わないことである。木曜日に仕事終わらせて終電乗れば良かったなんて思ったとて電車の移動の金は高いもんで、ケチってマイカー。そして、街灯のない道へと入っては濃霧、ハイビームだろうが見えない。ナビはルートを示すだけで道の状況なんか教えてくれるわけもない。そして峠道を進んで登頂部到着し、少し仮眠をして下って早朝になってコンビニ見つけた。お腹が空いてるがガツガツ食べるよりは軽く小腹を満たす感覚が欲しくてホットスナックコーナーにて中華まん見つけた。そこでカルピスと中華まんを選んでナビのルート見てまだ遠いのかと。
　ようやく朝という感覚を迎えた時に農園地帯を走っていた。ナビが言うにはここが最短ルートだと。看板に新千歳空港の表記が見えた。高速道路で行けば早く着いたのになんて言い訳すればキリがない。ボロいマイカーなんで他の車と違ってディープパープルのハイウェイスターには失礼なほど速度なんて出ない。そう感じながら新千歳空港に着いた。晴れ男とは呼ばれたことないがキレイな青空だった。
　新千歳空港に行ったのは４年ぶりだろう。あの時と違うのはなにかわかってない。そして腹が減る。朝御飯食べたいがコンビニは先ほど行ったし、ファーストフードもいいがフードコートだと少しは休める。というわけでフードコートにて迷う。朝御飯は米かパンかと選択肢色々あるけどやはり米か。おにぎりの店に行くと蕎麦があるじゃないか。冷たいかけ蕎麦とおにぎり３つ、そして春菊天を頼み支払いにて違和感を感じた。春菊天の値段入ってない。さすがにそれは良くないので従業員に声かけてしっかりとカウントしてくれた。それにしてもおにぎりがでかい。３つは流石に多すぎたと思いつつ、朝御飯に満足し、それから軽くまだ入るという理由でソフトクリームも食べてから手荷物を取りに車内へと戻り搭乗手続きをする。まさか手荷物検査でこんなことになるとは。