#新年書くチャレンジ Day4 | 窓辺で手紙を読むあのひとに会いに行きたい
#新年書くチャレンジ Day4『ことし会いたい人は?どんな人?』
私が今年会いたいその人と初めて会ったのは、ドイツのドレスデンという地方都市で、大学の卒業旅行で友達とドイツ旅行中に立ち寄りました。
友達は、ドレスデンのシンボルであるフラウエン教会がお目当てで、私はドレスデンアルテマイスターでした。アルテマイスターとはドイツ語で古典絵画館という意味で、たくさんの名画が収蔵してある美術館です。
この目で観たかった作品はたくさんありました。
ラファエロの『システィナの聖母』(天使が有名ですね)
ジョルジョーネの『眠れるヴィーナス』(以前来日したティツィアーノの『横たわるヴィーナス』のモデルになった作品!)
ヤン・ファン・エイクの『ドレスデンの祭壇画』
挙げていくとキリがないくらいたくさんの作品が観れるとうきうきしていました。
一番の感動はラファエロの『システィナの聖母』だったのだけれど(卒業論文でラファエロのことを書いたほどラファエロについて勉強していた)、会いたかった人の中でもキャンバスの大きさまで記憶に残っているのはあの人です。
大きくもなく、でも小さすぎないこの作品はイメージによく合う大きさで描かれていました。窓に向かって立っているのだけれど、私たち鑑賞者からは横顔のみしかその人の表情は読み解けません。驚いてるのか、悲しいのか、本当は嬉しいのかも私にはわかりませんでした。
ただ、窓辺から差し込む光がやさしくその人を包み込んでいるように見えたので悲観的になることはありませんでした。
誰かから、もしくは大切な人からもらうメッセージというものは昔も今も変わらず人の心を動かすものなんだな、とまだスマホがなかった時代の私にはそう思えました。
しかもこの人、私が初めて会った時と姿が変わっているというのではありませんか!なんと修復され色味が変わり、消されていた背景の絵画が浮き上がってきたと!
これは再会しにいかない手はありません。どうにかして行きたい!
コロナめ!
開幕日延期になってるでないの!!
その人は今、東京都美術館に来ています。
フェルメール作『窓辺で手紙を読む女』です。
書籍『書く習慣』の「1ヶ月書くチャレンジ」を実践中。
今回は『新年書くチャレンジ』。
ちなみにドレスデンもまた訪れたい場所のひとつです。ドレスデンに行くまでは当時22の私はビールが苦手だったのだけれど、屋台で売っていた瓶ビールのボトルがきれいで思わず買ってしまい一口飲んだらあら不思議、ビール大好きになってしまいました。あのビール、もう一度飲みたいなぁ。
最後まで読んで頂きありがとうございます。夫さんが思う存分農業が楽しめるように私も好きなことでサポートしていきたいと思っています。頂いたサポートは今後の活動に充てていきます!