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【地方移住あるある】やりたくないことを渋々してみたら

 もうすぐ長女の卒園式。移住して2年半、あっという間の保育園生活。泣くかな…と思いつつ私にはもうひとつの心配事が頭の中を占めている。
 卒園式!…謝辞をしなくてはいけないのだ。何故なら今年度の保育園保護者会長になっているから。

 長女と同じ年の女の子は全部で3人。長女が年長になるタイミングで、3人のママ同士で保護者会長の話をした。その中で、一人のママは「去年、保護者会長をしたから」と、もう一人のママは「職場が遠くて大変」と話し、私は地域で仕事をしているし、そろそろ地域にも慣れてきただろうと、2人から「どう?」と頼まれ、断ることもできずに、渋々保護者会長を引き受けたのだった。

 元来、こういう役職に就くのはのらりくらりとかわすタイプだったはずなのだけれど、3人しか同い年ママがいないことには逃げ切れず。園長先生にすぐ頼り、時には面倒見のいいママから「そろそろ保護者全員にこういうお知らせした方が良いよ」とラインを貰ったりしながら乗り切ってきた。

 そして謝辞。ぽんこつ保護者会長の私に園長先生が見かねて「まだ、時間あるけれど考えた方が良いよ。これ、過去の謝辞貸すから参考にして。」とどなたかの謝辞を借りてきたのはいいけれど未だ開いていないし何も考えれていない私。1週間前くらいにわーわー言う自分が目に見えてるのに「ああ~謝辞…」と遠目になっている。

 そして来年度。園児の数が入園児より卒園・転園児が多いので園児が減ってしまう現実。そんな現実の中でも各家庭ごとに事情があって…来年度の保護者会長を決めるのに保護者全員に輪になってもらい「諸々の事情で保護者会出来ない方は輪の外に出てください~」と言うと残ったのは来年度年長児のママひとりと私の2人。

 こうして自動的?に来年度の副会長兼会計に就くことになってしまった。嫌々ながらも保護者会長をしたことで副会長への嫌々ハードルは下がっていたのは自分にとってよかった。

 子どもが少ない地域のあるあるを書いてしまったけれど田舎のネガティブでもありポジティブな面でもあると思う。「面倒くさい」が優勝する保護者会だけれど、準優勝は「やってみてよかった」だ。経験することで他のやりたくないことへのハードルが下がったのだから。

 私は保護者会長を何をすればいいかも、自発性や積極性が必要だったのかわからないまま、まずは「今までやってきた保育園行事や園児へのプレゼントを欠かさない」と現状維持に努めた。「あれやりたいこれやりたい」がなかったからこそポンコツな私がパンクせず1年間出来たのだと思う。

 今やってる仕事には「あれやってみたい」「これやってみたい」が多いので、保護者会長への姿勢が消極的だったことは言わずもがななのだけれど「保護者会長、務めたことある」経験は何かに繋がっていくと考えている。
いや、繋がるをえない状況がもう生まれている。



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ナラコ@家族で東京⇒長野市移住
最後まで読んで頂きありがとうございます。夫さんが思う存分農業が楽しめるように私も好きなことでサポートしていきたいと思っています。頂いたサポートは今後の活動に充てていきます!