naraノート:10 二月堂観光の思い出その3
二月堂の休憩所は、昭和の時代から時計の針が止まっているようだった。案内板は黄色く色あせ、扇風機はもはや骨董ものという風情だ。
そこでは、用意されているお茶を自由に飲むことができる。茶碗は使ったら自分で洗うスタイル。とりあえずお茶をすすりながら一息入れる。すると息子がトイレに行きたいと言い出したので、休憩所裏のトイレに連れて行く。休憩所裏は7月初旬ながらまだ紫陽花が咲いており、休憩所を背景にしてみるとなかなか趣きがある。ついついぼーっと眺めていると、息子がトイレから出てきて声