私の一番好きな短編小説
『乗月』をご紹介します。
【あらすじ】
とある国で、圧政を敷いた王が討たれてから4年。空座となった王座に、“月渓”という男が推挙された。
月渓は、諸侯を束ね王を討った張本人である。次の王が立つまでの仮王として、周囲に強く推された月渓だが、彼は頑なにそれを拒んでいた。
才覚も人望も申し分なく、月渓をおいて他に適任者はいない。月渓が王座につくことを拒む理由とは─…。
『十二国記』シリーズの短編集『華胥の幽夢(かしょのゆめ)』に収録されている一編です。
シリーズ未読でも問題なく読めますので、興味がある方は是非読んでみてください。