まほ

本と音楽と、文章を書くことが好きです。R大学文学部哲学科卒。読んだ本の感想や、観たライブの感想などを書いていこうかと思っています。

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大切なもの、大切にしたいもの、大切にしたかったもの

わたしたちが生きていく上で、大切なものは何だろうか。 お金。お金がなければ物も買えない、ご飯も食べられない。 時間。時間に余裕を持てなければ、日常の習慣に追われて、仕事に忙殺される人生を送らなくてはいけない。 他にもいろいろある。言い出したらキリがないけれど、しかし何よりも一番大切なのは、自分の命。 自分が生きていなければ、何も始まらないし、何も終わらない。何も始めることができないし、何も終わらせることができない。だから、何かを大切にすることだってできない。 生きてるだけ

    • さやしいバス旅vol.2京都編に参加した備忘録

      #鞘師里保バス旅京都 みなさま、こんにちは。あるいはこんばんは。 かなり久しぶりの投稿です。 久しぶりすぎて、かなり拙い文章になっているかもしれませんが、 何卒ご容赦ください。 あとめちゃくちゃ長くなっております。 全て読むのはお勧めしません。 いつも前置きが長くなるので、ここらへんで。 鞘師里保さんという推し実はわたしには2大「推し」がいます。 その一人が、BABYMETALでボーカルをしている中元すず香(SU-METAL)さん、 そしてもう一人が、元モーニング娘。の

      • 映画「すずめの戸締り」感想※ネタバレあり

        先日観に行ってきました。 新海誠監督の新作「すずめの戸締り」。 わたしは決して「新海誠ファン」ではないのですが、 「君の名は。」ファンではあります。 (何せ6回くらい観にいきましたので、、、) もちろん、「天気の子」も観ました。 しかし、個人的には終わり方がイマイチに感じてしまって、 あまり好きにはなれなかったのが本音です。 面白かったですけどね。 なんだかんだ、新海誠作品は一応全て観ています。 さて、肝心の今作ですが。 まずネタバレしないようにあらすじだけ書くと

        • 空虚な自分

          自分のことを不幸だと思ったことはない。 客観的に見てもそうだろうし、主観的に見てもそうだ。 特別過酷な過去を背負っているわけでもなく、ごく平凡な日常を送ってきた方だと思う。 じゃあ、自分が幸福かと聞かれたら、 正直、首を縦に振ることはできない。 いくら「お前は恵まれてるよ」「お前は幸せな人間だよ」と言われても、自分でそう思えない以上、思えない。 人の幸福感を、他人が強制的に決めることはできないのだ。 わたしと同じような感覚を持っている人は、きっと少なくないと思う

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        大切なもの、大切にしたいもの、大切にしたかったもの

          「哲学」のお話(「ある」という衝撃)

          *あくまで、以下は自分の考えや、自分の解釈に基づくものなので、専門家の人からしたら、正確でない部分があるかもしれないが、できるだけわかりやすく噛み砕いて話したいと思う。 「哲学とは何か」という問いを、大学の教授に尋ねた際に、それが一番難しい問題なのだ、と言われたことがある。 そういうものなのだろうか、と疑問に思いながら、わたしは大学生活の4年間を過ごしたが、確かにその答えは見出せなかった。 しかし強いていうならば、わたしはこう表現するのが適していると思う。「哲学とは、考

          「哲学」のお話(「ある」という衝撃)

          ビーちゃんの思い出②

          先日の、「ビーちゃんの思い出①」の続きです。 ビリーはとても明るくて、人懐こかった。知らない人が訪ねて来てもワンとも吠えないので、到底番犬にはならなかった。 家だとデカい態度してるくせに、散歩に行って、他の散歩している犬に会うと、気弱になって怯えてしまう。近くを散歩している犬で少し乱暴な犬がいて、その犬に追いかけられてお尻を噛まれた時も、何も抵抗できずにただ怯えてるだけだった。(幸い大きな怪我にはならなかった。その後その飼い主さんが謝罪に来て、以後このようなことがないよう

          ビーちゃんの思い出②

          ビーちゃんの思い出①

          お久しぶりです。 今日は、私が昔飼っていたイッヌの思い出を綴ろうと思っています。 特にオチもなく、つらつらと思い出を語るだけなので、面白みには欠けるかもしれませんが、よかったら読んでやってください。 ちゃんと動物を飼ったのはあの子が初めてだったから、色々思い出が深いのだけれど、私が歳を取っても、その細かい思い出を、忘れることがないように。 私が中学生の頃、姉が犬を飼いたいと言い始めた。 「友達の家で子犬が生まれたらしいの!お願い、ちゃんと世話するから!」 という、ドラマなど

          ビーちゃんの思い出①

          生きづらさはどこから来るのか

          皆さんこんにちは。お久しぶりです。 今日は、私が日頃思っていることについて書いていこうと思います。 現代はずいぶん便利な世の中になり、私たちの生活は明らかに豊かになっています。しかしそれでも、いや、だからこそ余計に、日常の中に生きづらさを感じている人はきっと多いと思います。 私たちが生きづらいと感じる理由は何でしょうか。人によって様々だと思います。コンプレックスとか周囲からの評判とか、罪悪感とか… しかし、私たちを囚える様々な悩みは、実際は、私たちが作り上げた虚像に過

          生きづらさはどこから来るのか

          まほのうどん食べ歩き②「讃岐うどん 武村」埼玉県深谷市

          皆さんこんばんは。久々の投稿となってしまいました。 朝と夜はすっかり肌寒くなりましたが、風邪などは引かれてないでしょうか。 個人的には、長袖を一枚着て、ちょっと肌寒いくらいの気温が一番好きです。 さて、本日紹介するお店は、埼玉県深谷市にある「讃岐うどん 武村」です。わたしの個人的な好みでは、前回ご紹介した「土三寒六」の次に好きなお店で、イーハトーボが閉店し、土三寒六を発見するまで、ここに足繁く通っていました。 客層はわたしのような「うどん好き」も多いですが、それよりも近く

          まほのうどん食べ歩き②「讃岐うどん 武村」埼玉県深谷市

          まほのうどん食べ歩き①「土三寒六」埼玉県寄居町

          こんばんは。 初めてのブログにも書きましたが、わたしはうどんが大好きです。 基本的にどんなうどんも好きですが、中でも讃岐うどんタイプが大好きで、コシの強いうどんに醤油をかけるシンプルなうどんが大好きです。 10年程前、埼玉県寄居町の奥地に「イーハトーボ」という、知る人ぞ知るうどん屋さんがありました。噛んでいるうちに旨味が出てくるコシの強い麺、かけうどんのだしの味の薄さは、わたしの好みのど真ん中でしたが、噛んでいるうちに顎が疲れてくるほどのコシが強いので、好みに合わない人

          まほのうどん食べ歩き①「土三寒六」埼玉県寄居町

          人生を変えられた一冊『ツァラトゥストラはこう言った』

          こんばんは。 皆さんは「人生を変えられた」もしくは「変えられるキッカケになった」本はありますか。わたしは、そう聞かれた時、真っ先に頭に浮かぶ一冊があります。 ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』です。 「変えられた」と言えば聞こえはいいが、「狂わされた」と言ってもいいかもしれません。 以下、わたしがこの本にのめり込むことになった経緯と、この本を読んで感じたことを、書いていきたいと思います。 わたしは某大学の哲学科に入り、わりと真面目に哲学を勉強していました。初め

          人生を変えられた一冊『ツァラトゥストラはこう言った』

          『未必のマクベス』早瀬耕(早川書房) 読書感想

          読書感想というのは、誰に向かって書くのだろうか。 子供の頃は、学校の宿題で、仕方なく書いていた人が多いだろう。わたしは好きだったが、きっとそれは少数派だったろうと思う。多くの子供たちがそれを面倒がっていた。 しかし、大人になって、書く必要もないのに書くというのは、無論、誰のためでもなく、自分が読んで、その時どう感じたかを、記録させておくためのものだ。だから、他の誰でもない自分に向かって、熱くこの感動を語りかける。 そして、もしこれを読んで、興味を持ってくれたなら、本を手に

          『未必のマクベス』早瀬耕(早川書房) 読書感想

          note 始めてみました。

          以前から気になっていたnoteを始めてみました。ブログも続かず、続いているのはだらだらとした日常だけです。 のんびりと、書きたいと思ったことを書こうと思っています。 たとえばわたしは、本を読むことが好きなのですが、たくさんの本を読むよりも、好きな本を繰り返し読むタイプです。昔は手当たり次第に色んな本を読んでいましたが、いまではそんな時間もないし、気力もない。新しいものに挑戦するのって意外と気力を要するのです。 しかし、色んな本を読むことも、色んな発見を生みますが、同じ本

          note 始めてみました。