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専業投資家になった場合のデメリット

 いきなり気分がどんよりするような内容の記事です。実際に専業投資家になろうと変わり者はごく少数でしょうが、内容によっては今後の生活設計に大きく影響がある話です。まずは専業投資家のデメリットをしっかり把握しておく事は悪い話ではないでしょう。なにより、私のnoteではなるべくあけすけな話をしたいと思っているので。

ここでは会社員、公務員等を退職して無職になり、専業投資家になった・・・という一番よくあると思われるケースを念頭に想定されるデメリットを私の実感、実際どう対応しているかも併せて列挙していきます。


自身の肩書(職業)があやふやに

 まず専業投資家になって直面する現実的な問題はこれでしょう!(笑)あれ、ココの職業欄になんて書けばいいんだ・・・と今まで考えたこともない問題に突き当たるわけです。

日本人の多数派は幼いころから園児→学生→会社員・団体職員等・・・と何らかの確たる組織に所属し、組織の肩書を背負って生きてきているはずです。その肩書が突然無くなってしまうわけで困惑するでしょう。

ただ、無くなってしまったものは仕方がありません。場合に応じて肩書、職業を使い分けるのがベターかと。私は何らかの書類に職業を書くときは大体「自営業」と書き、自分の気持ち的にも投資家というより無職っぽい自営業というイメージでやっています。第一、この程度の問題でクヨクヨ悩んでいたら専業投資家は務まりません。


初対面の人や知人に自分の職業を説明するのが面倒に

前項に続くような内容です。クヨクヨするなと言いましたがやはり悩ましい問題です(笑)以前なら「会社員で〇の業界で働いてる。」と言えば済んだのに!

ただ一つ言えることは、相手から職業を聞かれたら「専業投資家」という単語は絶対に出さない方がいいです。そもそもこの単語の認知度が世間的に圧倒的に低く「何それ?」となる可能性が高いうえ、本邦は投資家という単語自体にマイナスイメージを持っている人も少なくありません。

ではどう言えばいいか?素直に無職というのも悪くはないですが、
これをむやみに他人に言うと相手も「聞いてはいけなかったか・・・」などと相手にも気を使わせ、場の空気を無駄に悪くしてしまう可能性があります。

一番穏便な自称はやはり「自営業」でしょうか。事業内容もあやふやではなく、具体的なネタをいくつか準備しておいたほうが確実です。私の場合ですが日本の経済、金融市場関連の記事をメインに取り扱うWEBサイトの記事執筆や運営をして収益を得ている、とか言っています。実際にそのようなサイトを複数所有しており、このnoteでもそういう記事を書いているのでウソではありません。

投資家などと妙なことを言っていると、両親や親族にも無用な心配をかけます。嘘も方便と心得て穏便なことを言って両親親族を安心させてあげましょう。私も基本的に「自称」自営業です。

(特に男性)結婚に対するハードルが爆上がり

 もういうまでもない最大級のデメリットと言えます。結婚願望のある方は仕事を辞めてしまう前によくよく考えておくべきです。特に男性側の場合、昔ほどではないでしょうが結婚となると収入、肩書等が相手方、特に女性のご両親から重視される風潮はまだまだあるでしょう。

たとえ彼女に専業投資家に対する理解があっても、そのご両親に自身のやっていることをどううまく説明するか、しっかり考えておく必要があります。
元も子もない話ですが、結婚したければ専業投資家になんてならずに働きながら投資を続けるのが最適解じゃないのか、という気もします・・・

なお私は結婚願望薄く、友達も彼女もいないド陰キャなので考えなしに仕事を辞めてしまいました(笑)

クレジットカードが作りづらくなる

 全く作れなくなる、というわけではもちろんありません。
今どきは無職でも作れるクレジットカードはネットで調べてみてもいくらでもあります。ただ、専業投資家は定収入が無い無職と大して変わらないので審査が厳しくなり、作れるカードの選択肢が減ってしまうのは間違いないでしょう。作りたいカードがあるなら定職をやめる前に作るのが鉄則と言えます。私も作りたいカードは在職中に作りました。

しかし、在職中にカード作成するとして一つ注意点が。クレジットカード作成時の注意点として短期間に多数のクレジットカードを申し込みすると審査に落ちやすくなる、という事が一般的に言われています。(審査に影響しないとされている申し込み枚数は同時に2枚程度であるというが通説のようです。)よって、カードを作るにしても時間をかけて計画的に行う必要があります。

賃貸住宅の入居審査が厳しくなる。住宅ローンはほぼ無理か

 私は専業投資家になってから転居等はしていないので、実感、実践の話ではないですが・・・

会社員が賃貸契約を結ぶ際は収入を証明する際は源泉徴収票を出せばほぼ間違いないですが、専業投資家が収入を証明するのはもう手間も二手間もかかりますし、定職についておらず定収入が無い点がマイナスポイントになるのはもう間違いないでしょう(笑)選べる物件の選択肢が狭まるのは間違いない
でしょう。

私の場合は、退職する半年ほど前の在職中に、あらかじめ住みたかった物件で賃貸契約をして引っ越ししました。ここでも事前での入念な準備が必要です。

住宅ローンは・・・正直、無職状態で金を借りようと考えない方がいいと思っています。自身で会社でも設立して代表となり、会社から給与を受け取り定収入を作る形をとるなど工夫が必要でしょうね。
もしくは定職に就くか(笑)

最後に

 専業投資家のデメリット、いかがでしょうか?
基本的にそんな特殊なものはなく、無職になったら出てくる困った問題ととらえればいいかと思います。専業投資になればまず社会的地位は暴落すると心得て取り掛かる必要があります。なお私自身は社会的地位などにはあまり興味がなかったのでサクッと会社を辞めてしまいましたが。(勤めていた会社でも十数年ずっと平社員でした)

なお、これらの問題は解決不可能なものではなく、努力次第でどうにでもなるでしょう。本当の意味で自営業として投資以外の別事業を頑張って確固たる収入を作ったり、肩書に不満があるならいっそのこと自分の法人を作ったり・・・とにかく、自分の身分を保証してもらえる組織は無くなってしまうので自分の力で強くしなやかに生きる心構えが必要であると感じています。

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