専業投資家になった場合のメリット
はじめに
以前、「専業投資家になった場合のデメリット」という記事を書きました。
デメリットだけ書き連ねておいて、メリットを書かないままなのもどうなのか、と思いメリットも一応書いておきます(笑)。明らかに万人向けではなく、割と致命的なデメリットも多い「無職」専業投資家生活ではありますがやはりメリットも少なからずあるものです。そんなわけなので、今回は専業投資家になった場合のメリットをいくつか書いていきます。
対人ストレスがほぼ皆無になる
これが一番のメリットかもしれません。専業投資家は基本的に仕事上(?)の付き合いで他人とコミュニケーションを取る機会がほぼ皆無です。よって、他人とコミュニケーションを取る際に感じる諸々のストレスからはほぼ開放されます。
会社員などやっているとほぼ日常的に起こる取引先との胃がキリキリしたやり取りは無くなり、上司や顧客からの叱責や罵声、先輩からのチクチクした説教からは解放されます。
私も対人コミュニケーションが得意な人間ではないので、このメリットが一番大きいと感じています。というかこれがほぼ全てです(笑)。十数年サラリーマンを続けましたが、対人交渉では常に劣勢、苦戦、苦悩の日々でしたから・・・
ただしこれ、人とのコミュニケーションが好きな人や、常に社会とのつながりを感じていたい・・・という人にとっては致命的なデメリットになり得ます。人とのコミュニケーションが大好きだけど専業投資家になりたいという人は今のうちに考え直しましょう。
時間の使い方の自由度が増す
会社員など組織の一員として働く生活の場合、時間の使い方の自由度はどうしても制限されてきます。少なくとも平日朝9:00~17:00ぐらいまでは仕事に拘束されてしまうわけです。通勤時間、残業など考慮すると拘束時間はもっと伸びますね。これが専業投資家になると、基本的に時間をどう使おうが自由という事になります。
例えば、月曜は朝から晩まで相場の観察や調査研究に使う。火曜は午前中は平日で空いている映画館で映画鑑賞。午後から相場の研究。水曜は一日中趣味に没頭しようか・・・という具合に。
このメリットは旅行やイベント好きな人にとっては特に大きいかもしれません。閑散期に旅行に行ったり、日程のやりくりが大変なイベントごとも時間の有り余る無職なら余裕です。投資のチェックも出先でスマホかノートPCでもあれば事足りるわけですから。
時には実家に帰って両親に親孝行、とかも非常に有意義じゃないでしょうか。「アンタ仕事の方は大丈夫なの?」とツッコまれる事があるかもしれませんが。
他には無職になって時間が出来た。これを機に新しい趣味を始めてみようか・・・なんていうのもいいかもしれません。なんだか定年退職後のおじさんみたいなノリです。
より迅速に投資行動をとれるようになる
まあ時間が有り余っている無職なのだから当然と言えば当然です。日中ずっと相場に張り付いていることもできるので、例えば持ち株に突発的な悪材料が出たら真っ先に逃げてしまう事も可能なわけです。
ただ、日中常にトレードできる環境というのはデメリットにもなり得ます。やらなくてもいいような無駄な取引を重ね、無駄に資金を減らしてしまう可能性も当然ながらあるわけです。
私は日中せっせと株を売買するトレーダータイプでは無く、且つデイやスイングなど短期トレードに関してはドヘタも良いところなので常にトレードできる環境を素晴らしいメリットだと感じたことは正直なところあまり有りませんw
それに日中相場を眺めていると大してほしくない株でも何だか安く見えてしまい、ついつい株を買いたくなるの衝動を我慢するので大変です。
さいごに
今のところ、私が専業投資家になって特にメリットと感じたのはこの三点ぐらい。正直大したことないですねwそれでも、私の場合は会社員時代よりQOLは上がっており、今の生活に満足しています。会社員生活がどうしても性に合わない(社会不適合)人間でしたからね。
(無職)専業投資家は基本的には自由です。ただ、自由の代償は良くも悪くも相場次第な非常に不安定な生活。専業投資家なんてものは大海に漂う木の葉のようなものです。波模様しだいであちらこちらに流され、翻弄されます。
そんなわけで、専業投資家生活のメリットの話をしていたはずが、最後に超デメリットの話をまたしてしまいました。結局、専業投資家ってメリットもあるけどデメリットの方がデカいからよっぽどのっぴきならない理由でもない限りなるもんではないなあという話でした。以上です。
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