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石の並べ方

こないだね、
帰る道すがら
人の家の庭の石がね、
綺麗に並べられてたんですよ。

あまりにキレイに並べられてたから、
これを並べた職人さん
すごいなと思いました。

同じ大きさの石を
ズレないように丁寧に一つ一つ。

そういう風に誰かの人生は
誰かの心に宿ったりすると思いました。
顔も見えないけれど
石の並べ方に。

自分という存在を
意識しすぎるきらいが
私にはあります。
人生に多くの意味や
辻褄や
ハッピーエンドや
答えを求めたり。

でもそんなに自分は
たしかにそこにいるのかと
考えてみると、
いなかったりします。

私は辻褄の合わない
意識の集合体で、
それ自体に意味なんかはない。

こうでありたいベクトルや、
その場の駆け引きは
自分らしさじゃなく、
ある時吹く突風のようなもの。

だから、あまり、
そこに意識を集中させなくても
良いのかなと思います。

無心に並べる石の集合体に宿る位が
ちょうど良い人生を淡々と。


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