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「あたしは柴犬のアキ」44
お兄ちゃんはインフルエンザが治って学校に行き始めた。お昼の間はまたあたしは独りぼっちになっちゃう。何日かお兄ちゃんがいたからそれに慣れていてちょっぴりさみしいわ。モモちゃんどうしているかな?モモちゃんに会いに行こう。
「アキちゃん久しぶり。今日はお出かけしない?尻尾はどうなったって時計台の猫ちゃん達も心配していたわよ」
「わかった、今日はお散歩にいきましょう」
モモちゃんと一緒に時計台に向かった。猫ちゃんに元気になった事を報告して、また別の場所を散歩した。
「モモちゃん。シロのおうちを探さない?噴水の公園に行って、シロが散歩に来たらこっそり後ろについていけばわかるよ」
「アキちゃんナイスアイディア!噴水の公園に行こう」
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あたし達は噴水の公園の草むらでシロが散歩に来るのを待った。シロが来た。おしっこをして、シロのパパにペットボトルの水を飲ませてもらっていた。シロはあたし達に気が付いていない。シロのパパはベンチに座って煙草を吸って休憩していた。暫くするとシロに「お家に帰ろうか」といって帰っていった。あたし達は探偵のように後ろをついていった。長い長い坂を上ったところに大きな家があった。そこにシロは入って行った。
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「ここがシロの家ね。今日はもう遅いからアキちゃん帰ろう」
モモちゃんがそう言ったので今日は帰ることにした。二人で明日シロの家に行く約束をして帰った。明日はどうやってシロを驚かせるかが二人の宿題。
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