宴のあと

ささやかなこころの動きのあいまいさを愛する人間が、
日常の体験をあえてことばにすることを試みます。

遊びにきてくれたともだちが帰ったあとの、ひとり静かな空間がやけにさみしく感じられるというのはよく言われることだけど。
大人になった今、みんなで飲み食いしたあとを片づける時間がなんだか好きになった。たのしくわいわいしたときを噛みしめる感覚。

それなのに、なぜなのか。
家族で食べた夜ごはんの後片づけをなんともおっくうに感じるのは。
日常の食器洗いも、宴のあとのようにこころ躍ればいいのにな。