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引き算の家事

ささやかなこころの動きのあいまいさを愛する人間が、
日常の体験をあえてことばにすることを試みます。

報酬の発生する仕事と比べて遅々として進まない日常の掃除や片づけ。

たまにスイッチが入って、クローゼットの整理や衣替え、布団の入れ替えのような、オオモノの家事をえいやとひとつ片づけると、今ならあれもこれもやれちゃうかも!?という気分になるけど、ダメダメ。
オオモノひとつ片づけたなら、今日は閉店ガラガラ、夜ごはんのおかずは一品少なくしよう、くらいの心持ちでいなくては。人生も中堅になってくると、ここでもうひと仕事頑張ると、それどころか通常モードを維持しようとするだけでも、しわよせがくることを体験的に知っている。

引き算の家事、それは組織人として働くときの仕事のコントロールより複雑で難しい。ワークライフバランスなんてひと昔前の考えかもしれないけど、今の生活にこそ必要な視点かも…。

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