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「耳をすませば」に感化されたアラサーの青春第二章

皆さん、はじめまして。
90年代生まれ、アラサーのyakoです。

先日金曜ロードショーで「耳をすませば」の放送がありましたが、皆さんご覧になりましたか?

物心が付いた頃からジブリ大好きの私ですが、数年ぶりに観てみると、観るところも、感じることも変わっていることに驚きます。

数年ぶりの「耳をすませば」に感化された私の、思いの丈をぶつけてみたいと思います。


夢を諦めきれない、そんな人間

そもそも私が何者かですが、変わらない毎日に鬱憤を溜めながらも、日々なんとなく過ごしてしまっている、ごく普通の社会人です。

社会人歴も長くなり、仕事も安定。稼いだお金でちょっとした贅沢を楽しむなど、平穏な日々を送っている。しかし、ふと、このままで良いのかと不安がよぎる、そんな生活をしています。

「自分にしかできない、大きなことを成してやる!」と意気込んで社会に出たものの、実際にはそんな大そうなことはできず、自分は特別な人間ではなく、人並みの人間であることを自覚しながらも、夢を諦めきれない、そんな人間です。


挑戦する人間に対する眩しさ

本題に戻りますが、数年ぶりに「耳をすませば」をみてみると、まぁグサグサと刺さるわけです笑

昔の自分であれば、「聖司くん、かっこいい!」だの、「雫とのやりとりにキュンとする」だの、恋模様に目がいくところです。

しかしアラサーにもなると、そんなところには目もくれず、雫の「自分を試す」という姿勢に胸を打たれるのです。

「思いを寄せる相手が夢に向かって頑張っている。
 だから私も自分を試す。」

この年になると、新しいことに挑戦することに億劫になり、さらには自分で設定した目標・期限で自分を追い込んでいくなんて、なかなかできることではありません。

20代に比べて弛んだ身体を見て「明日からダイエット」と思ったところで、数日後にはダイエットをしようとしていたことすら忘れている、、、
それが私の現実です。

ましてや挑戦したところで、それが成功するとは限らない。挑戦によって「才能の原石」を見つけることができれば良いけれど、そもそも原石ではなく、ただの石ころだったと気づいてしまったら、、、

何者にもなれなかったアラサーは、「お前はただの凡人」と決定付けられることが怖くて仕方がないのです。

目の前の挑戦に果敢に挑んでいく雫が眩しくて仕方がない。
挑戦することすらも諦めた私には、目を背けたくなるほどの輝きだったのです。


それでも諦めきれない私の挑戦

言い訳がましくなってしまうかもしれませんが、聖司くんや雫のように、10代の頃から自分の進むべき道を選び、努力できる人間は一握りです。
ほとんどの人は高校、大学を経て、自分の道を決めていきます。

さらにその中で、自分の才能を活かした「天職」を見つけられるのも、限られた人だけ。多くの人は30歳を迎える頃になって、やっと自分の適正を理解し始めるが、その頃には、挑戦する勇気も気力も無くなっている、という場合がほとんどです。

しかし、「人生100年時代」と言われる今、30歳はまだまだ若者。さらに今は転職や副業といった仕事の新しい選択肢が増えてきている時代でもあります。

アスリートとしてプロを目指すのであれば、幼少期からの特訓が必要だと思います。しかし自分の趣味の範囲でスキルや実力を伸ばしていくのであれば、30代からでも十分時間を確保することができるのではないか。
雫の眩しさに当てられた私は、そんなことを考え始めました。

必要なのは、「自分はただの石ころだ」という現実と向き合う勇気だけ。
この年になると自分が原石だなんて思えるほど、自惚れてはいませんが、それでもその現実を受け入れるには勇気がいるものです。

石ころであることを受け入れることができれば、石ころなりの加工の仕方を考え、時間をかけて磨いていけばよいだけのこと。
宝石ほどの価値は出ないかもしれませんが、磨いただけの価値はきっと出るのではないでしょうか?

なんでもない人であり続けることも我慢の出来ない私は、この場所を使って、文章を書くことにしました。
小学生の頃から作文や感想文が得意で、物事を言葉で具現化することが好きだった私は、この石を磨くことを諦めることが出来なかったのです。

本来であれば、文章を書く仕事に就きたいところではありますが、経験や才能が必要なこの世界は、正直今からの挑戦は難しいと思います。
しかし、なんらかの形で言葉を紡ぎ、発信していくことで、力を磨いていきたいと思うのです。

雫に習い、「自分を試す」ことから始めてみようと思い、このnoteを始めました。どこまでいけるかは分かりませんが、いけるところまで、気長に続けていきたいと思います。

「耳をすませば」に感化されたアラサーの青春第二章、今後も不定期で更新予定ですので、もしよろしければ、引き続きお付き合いください。


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