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酒好き夫婦の子連れフェス参戦の記録 その2「いざ参戦!でも…」

フェス当日まであと数週間という頃。
例年なぜか雨になることも多いフェスだし、今年は子もいるので余裕をもって持ち物の準備を進めた。持ち物をリストアップし、LINEのノートで夫にもそれを共有していた。

そして、当日リストの中のものをすべて詰め込み、準備は万端だ!予定より30分ほど出発が遅れたものの、子の離乳食も済ませていたし、悪くない出だしだった。
思っていたより渋滞していたので最初に観たいアーティストに間に合うかが少し心配だった。そんな心配をしながら会場最寄りのインターを降りた。

そこで気づいてしまったのだ。私たちのやらかしに。当たり前の存在過ぎてリストにすら載せていなかった、乳児を育てる家庭には必ずあるといってもいい存在。そう、だっこひも!
それを私たちは忘れてきたのだ。なんてことだ!

ダメもとでフェスに行く予定の友達にだっこひもを借りられないか連絡をするも、うちより子が少し大きいためすでにだっこひもは手放していて借りることはできず。(でも探してみてくれた友達、本当にありがたい!)
最寄りのベビー用品店での購入も考えたが、時間もお金ももったいない。きっとなんとかなると信じてそのままホテルに向かうことにした。

ホテルに到着し、荷物を預け、授乳だけ済ませて会場へ!ベビーカーは忘れなかった自分たちを褒めてあげよう。

例年、晴天だと日影があまりなく、暑すぎてバテる人が多いフェスなので子のベビーカーに風が送られるシートを取り付け、しっかり日焼け止めも塗って子の対策はばっちり!これで気兼ねなく飲酒開始できる。
幸いほどよく曇っていて、風があれば暑すぎることもなく、はじめての子連れフェスにはちょうどいい気候だった。

入場の手続きを済ませ、リストバンドを身に着けたらお目当てのアーティストを目指しつつ、お酒の調達!入ってすぐのハイネケンの生ビールを早速ゲットし、長岡亮介のもとへ。一足先に着いていた友達とも合流でき、乾杯!音楽とお酒といい気候の野外。最高なスタートだった。

ベビーカーでグズってしまうときはレジャーシートの上におろしたり、交代で抱っこしたりして案外なんとかはなり、音楽もお酒や食事もそれなりに楽しむことができた。

程よい海風を浴びながら芝生の上に座って中村佳穂ちゃんを聴けたのは最高だった。離乳食をあげながらってのもまたじわじわくるものがある。

締めにネバヤンを聴いていると、後ろにいた若者グループが子に手を振ってくれたりしてたくさん遊んでくれ、子も嬉しそうだったのがなんだかハッピーな空間でいいな~と思った。

私は事務職から保育士に転職してしまうほど子ども好きなので、かつては自分もフェスで小さい子がいると思わず手を振ったり、変な顔したりなんやかやしたくなってしまうタイプだった。(かつて迷惑に思われた親御さんいらっしゃったらごめんなさい!)
それがこうやって「ありがたいな~!ほほえましいな~!」と思いながら親として見守る側になったのはなんだか感慨深いものがあった。若者のキラキラしたまぶしさにかつての自分を思い出し「あぁ、親になったんだな。人生は次のフェーズに入ってるんだな。」と改めて思った。

そんなこんなでわりといい感じにフェスを楽しみ、ホテルに帰った。そこからは子のベビーモニターのセットをし、お風呂に入れ、ミルクを飲ませ、と怒涛だった。子にミルクを飲ませるころには友達も大浴場から帰ってきて、子にミルクを飲ませながら乾杯した。

その後さすがにお疲れだった娘はすぐ寝たのだが、今度は私のスイッチが切れてしまい、せっかくの酒盛りに全力で参加できず。お酒は乾杯の数口のみであとはベッドで横になりながら会話だけ参加した。それだけが無念。

ちなみに私達家族、友達夫婦1組、友達1人という大人5人に0歳児1人という組み合わせで宿泊した。このメンバーはいつもの飲み仲間である。0歳児連れでも快く同室で宿泊してくれてありがたい。

話を戻して、横になりながらもお酒の回った体でふわふわとする友達との会話は楽しく、夢の話なんかもした。30代半ば、まだまだ夢を語ってもいいし、行動に移してもいい歳だな!とわくわくした。なんだか修学旅行みたいで楽しい夜だった。

翌朝、娘は少し人見知りながらも離乳食を食べながら「うまうま」と言い「うまうま言えるの?すごーい!」なんてみんなにおだててもらい、得意げな顔をしていた。

こうしてハッピーな宿泊を終え、テンションが上がって2日分のチケットを入手していた我が家のみ翌日のフェスに繰り出したのだった。そして、前日の疲労と暑さに負け、運転しなくてはいけなかったため飲酒もできず、4時間で会場を後にしたのでした。

子連れフェスの教訓
泊まりで参加すべし!(宿泊先は会場近くで!)
翌日はおとなしく帰るべし!
だっこひもの確認をすべし!

森道市場に行くならVIPエリアのチケットを取っておくべし!

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