【徹底検証】バリの物価は日本の1/3って本当?バリでの生活費にせまる!
バリ島への移住を考えると、「物価が安く、日本より生活費がずっと低い」という情報をよく目にします。中には「独身なら月5万円で暮らせる」といった驚くような話もありますよね。
バリ島への留学や移住を検討している方には、現地の本当の物価を知った上で、ぜひ参考にしていただければと思います。
バリの物価は1/3?
一概に物価といっても、比べることが難しいため、まずは、生活にかかるコストを以下のを種目別にリストアップしてみました。
バリ島もだんだん物価が上がって、昔こそ1/3で生活できましたが結論からいうと、生活の内容にもよりますが難しくなってきました。それでもいろんな選択肢があるので、工夫次第で予算内に収めるのはそう難しいことではないはずです。
食事
バリ島での食事は非常に安いイメージがあるかもしれませんが、これは主にインドネシア料理に限った話です。
日本食やイタリアンなどの外国料理をレストランで楽しもうとすると、バリ島の観光エリアではそれなりの値段がかかるのが現実です。1食あたりにかかる平均的な金額は概ね以下のとおりです。
ローカルワルンやフードコートでインドネシア料理:約200〜300円
レストランでインドネシア料理:約500〜800円
日本食の定食屋や日系チェーンレストラン:約1,000〜3,000円
インドネシア料理やアジア系の居酒屋で飲み会(1軒・1人あたり):約2,000〜4,000円
日本食の居酒屋で飲み会(1軒・1人あたり):約5,000〜10,000円
お酒:レストラン・バーでの価格:
-ビール(ローカルブランド): 約300〜500円
-ビール(インターナショナルブランド): 約500〜800円
-カクテル: 約700〜1,500円
-ワイン(グラス): 約600〜1,500円
ご覧の通り、インドネシア料理と日本食の価格差はかなりあり、日本食は日本と同じか、場合によっては少し高いこともあります。また、昨今の為替変動により、ルピアの価格が割高に感じられることもあります。
ちなみに東京都の単身世帯の食費は月およそ45,000円(1日当たり約1,500円)です。バリ島で毎日3食日本食を食べたいと考えると、同じくらいか、それ以上の食費がかかる可能性があります。
ただし、朝昼 とランチはローカルフードで抑え、夜だけ日本食を楽しんだり、日本食を自炊で賄ったりすれば、月の食費を一人住まいの場合約約3万円以内に抑えることも可能です。お子さんと二人だったら5,6万円、4人家族だと8-10万円くらいかかるかもしれません。意外とかかりますね!
また、スーパーの食材は輸入食品又は外国人しか食べない食材は日本よりずいぶん高いです。
バター:700-1000円
牛乳1リットル:250-350円
ベーコン:600-800円
輸入物のシリアル:1500円
ローカルのシリアル:350-600円
輸入チーズ:800-2000円
パスタ:250-500円
卵10コ:200円
という感じです。うちは、野菜はローカルのマーケット、他の乳製品など輸入ものはスーパーという感じです。
こうしてローカル食とバランスをとって見てみると、食費に関しては約3分の2の感覚といえるでしょう。
バリ島の住居タイプと相場
バリ島での住居選びは、予算やライフスタイルによってさまざまな選択肢があります。以下は、各住居タイプの特徴とおおよその賃料相場です。
1. 高級コス・アパートメント・ゲストハウス
相場:月3〜8万円
支払い:基本的に月払い
特徴:
ほとんどの物件には小さなキッチンがあり、母子での滞在にも十分。
通常、オーナーや管理人がいるので安心感がある。
他の住人もいるため、安全面でも安心。
戸建ての住居を探す間の仮住まいとしても便利です。
2. ローカルハウス
相場:バリ島南部で年間50〜150万円(地域や設備により変動)
田舎の場合:年間10万円以下の物件もあり。
支払い:基本的に年払い
特徴:
コスパ重視なら、プールなしのローカルハウスが最適。
水回りや設備に不安がある場合、リフォーム交渉が可能。
賃貸でも必要な改修を許可してもらえることが多く、リフォーム業者に依頼して住みやすく整えることもできます。
3. ヴィラ
相場:年間150万円〜数百万円
地域と大きさで大きく変動
支払い:基本的に年払い
特徴:
バリ島ならではのプール付きヴィラも手が届きやすい価格帯で提供されています。
長期契約の場合、「5年間契約だから値引きしてほしい」などの交渉が可能。
不動産業者を通じて契約するケースが多く、物件のチェックや契約プロセスもスムーズ。
交通費
インドネシアにはオンラインアプリで呼べる、グラブとゴジェックがあります。バリに慣れないうちに運転するのは無謀なので初めはこのような現地のバイクタクシーなどを利用しましょう。
Go-Car(車):
初乗り料金は約IDR 10,000(約100円)で、最初の1キロメートルに適用されます。
その後は、IDR 3,700(約37円)/キロメートルが追加されます。
バリ島の特定エリア(例えば、チャンギューやウブドなど)では、料金がIDR 7,000(約70円)/キロメートルとなることがあります
Go-Ride(バイク):
短距離の移動では、料金は約IDR 12,000(約120円)からスタートし、追加の距離に対してはIDR 1,500(約15円)/キロメートルがかかります
車付きの月ぎめドライバーなどは、車の種類と経験にもよりますが、スタンダードで月7-10万円くらいです。車をご自身で持っていれば月4-6万円位だと思います。
ガソリンはバイクにもよりますが、満タンにして500円くらいです。
車は普通車で4-5000円位です。
移住にかかる初期費用
長期滞在を考えているなら、移住時の初期費用も検討しましょう。
ビザ:長期滞在にはビザの更新費用がかかります。ビザの種類にもよりますが、最もポピュラーなソシアルビザで6が月に一回シンガポールとかに出る諸経費を含んで20-30万円(年間)かかるかと思います。
手頃な価格で充実したライフスタイル
バリ島では、日本では贅沢とされるようなサービスが手頃な価格で利用できることも魅力です。例えば、ナニーやハウスキーパー、専属のプライベートドライバーなどの雇用も可能です。
それぞれ、ハウスキーパーなどは労働時間にもよりますが月3.5-5万円が相場かと思います。
教育費用
バリ島での生活を考えている家族は、教育費も予算に含める必要があります。インターナショナルスクールの年間授業料は、学年と学校によって異なりますが50-250万円の範囲です。他にも、入学金や登録料、技術使用料、制服代、キャンプ費用など追加費用もかかる場合があります。また、ホームスクールや通信教育という選択肢も検討できます。
光熱費について
バリ島での生活に必要な通信費や光熱費を見ていきましょう。バリの平均的な通信光熱費は以下の通りです。
1-4. 通信費・光熱費
インターネット代: 約 300,000 ~ 500,000 IDR(3000-5000円)
携帯代: 約 100,000 ~ 300,000 IDR(1,000 ~ 3000円)
電気代: 約 300,000 ~(これは最低限の一部屋で3000円くらいですが、大きいプール、電気温水器、エアコンがたくさんあるあるビラの方は8万円払っている方もいます)
水道代: 約 100,000 ~ 300,000 IDR(700 ~ 2,000円)井戸の場合は無料。
住む場所や使用量によって異なりますが、バリの水道代は比較的安く、電気代はエアコンを使用するとかなり高くなります。特に、温暖な気候でエアコンを使うため、電気代がかさむ傾向があります。
日本の携帯料金に比べると、バリの携帯代は安く済みます。インターネットや通信費も、比較的手頃な料金で利用できますが、最近では日本でも月額3,000円以内で利用できる格安プランが増えているため、大きな差は感じないかもしれません。
医療費
バリ島での医療費は、日本と比べると若干高くなることがあります。例えば、病院で診察を受ける場合、日本人向けのクリニックでの診察は1回あたり1万円程度になります。薬代や治療費が加算されるため、定期的な通院が必要な場合はさらに費用がかかります。
そのため、バリに住む多くの外国人は、海外旅行保険や現地の民間医療保険に加入して医療費をカバーしています。日本のように保険を使って安価に治療を受けることは難しいため、事前に医療保険に加入することをおすすめします。キタス(移住許可)がある場合は現地の民間医療保険に入れることができるのでそれをお勧めします。
まとめ
バリ島の物価は東南アジアの中でも高めですが、工夫すれば日本よりコストを抑えて生活することが可能です。特に食費や家賃は、選択や生活スタイル次第で大きく変わります。バリの魅力は、自由に生活の質をカスタマイズできる点にあります。例えば、親子でアパート生活を楽しむことも、予算に余裕があればプール付きのヴィラで贅沢に過ごすこともできます。
親子2人でアパートに住む場合、月の生活費(学費・ビザ代を除く)は12万~15万円ほどで、外食や習い事を楽しむ余裕もあるでしょう。さらに、バリにはビーチや自然でのアクティビティが多く、コストを抑えつつも豊かな経験が得られます。反対に、豪華なヴィラ生活を選ぶと費用はかさみますが、日本の同等の物件と比べればお得感は抜群です。
どんなライフスタイルを選んでも、親子にとって素敵な思い出もたくさん作れると思います。