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RICOHの社内イベント?に参加してみた。

・RICOHの3L Night Life Workersに参加して

金曜日、出張先の福岡から羽田空港に戻り、馬込にあるRICOHの研究施設「3L」に向かいました。
今回の目的は、RICOHの社内イベント「3L Night Life Workers #1」、テーマは「RICOH GR/PENTAX17をつくる人」という催しにゲストとして参加するためです。
参加費は2,000円で、3L特製ビールが一本付いてきます。
このイベントの情報は、Peatixというアプリで知りました。

カメラの開発者の生の声を聞く機会はなかなかないため、どのように仕事に取り組んでいるのか興味がありました。
イベントは18時から始まり、21時半まで続きました。
参加者はおそらく30名前後で、その大半はRICOHの社員だったように思います。

GRの事業企画の大久保さんとデザイナーの鈴木タケオさんのお話を聞きました。
まず、大久保さんがGRの事業企画についてお話しされました。
彼は製品企画の難しさや、仕事に対する取り組み姿勢について語り、完璧主義者が企画部署に来てからは取り敢えず取り組み、試行錯誤しながら進めていく過程を話されていました。
何事も否定せず、周囲を巻き込んで改善していく姿勢は印象的で私は彼がウォーターフォール型からアジャイル思考に変革された方だと感じました。
僕を含めて人は、ある程度思考や仕事に対する考え方が固定化していくものです。
これは必ずしも悪いことではありませんが、経験を積むことで経験は糧になりますが反面、固定観念を生み出しやすく柔軟性が失われるリスクも伴います。
そう考えると、大久保さんは真面目でありながらも柔軟な思考を持つ方だと感じました。

PENTAX17を開発した鈴木タケオさんの販売するまでの話はこのデジタルカメラが主流の時代にフィルムカメラを、しかもハーフカメラをプロデュースする大変さと開発コンセプトについてとても分かりやすく話されていました。
若い頃は世界中を回ったバックパッカーだった事、就職活動をしなかった事、最初に入った会社がタカラトミーでジェニーちゃんの部署だった話などとても面白い方でした。
ただ、やはりこうした経験がやはり鈴木さんの人柄や仕事への姿勢に表れていると思いました。
PENTA17のコンセプトのきっかけは若い人が買ったフィルムカメラが正しく機能しないカメラで悲しい思いをする人がいる事を知った事やフィルムの価格が高い事を考えてハーフカメラにした事など、またイベント企画のコラボをアルファロメオの日本支社に提案した時の話で好きなクルマを聞かれてアルファロメオではなく「ランチア・ストラトス」が好きと普通は言ってはいけない事を言ってしまい、でもそれが実は正解だった話などとても面白い話をしていただきました。

お二人のお話が終わった後はフリーに歓談出来る時間となり、僕は鈴木タケオさんとPENTAX17の話やバルナックライカの話やランチアは僕ら世代はストラトスは憧れで普通に出てくるのはデルタHFインテグラーレだよねとか色々な会話をさせて頂きとても貴重で有意義な時間を過ごす事が出来ました。

PENTAX17は若いフィルム初心者向けのカメラだと思っていましたが、聞けば聞くほどフィルムカメラが好きな玄人向けに実は工夫されていて思わず欲しくなってしまいその場で地図カメラのHPで買いそうになるほどでした。

また、名刺交換こそしませんでしたが東洋製罐株式会社の若い開発エンジニアの方お二人とも話が出来たり、お一人が初代コペンに乗られていてクルマの話も出来たりしたのも良かったです。
行く前は登録したものの福岡出張で疲れていて行くのをやめようかと思いましたが結果は参加してみて良かったと思います。

Peatixというアプリはあ まりメジャーではないかもしれませんが、こうしたイベントを通じて様々な経験を得ることができる機会が紹介されており、非常におすすめです。

このようなイベントに参加することで、普段は接することのない業界の人々や専門家との貴重な交流が生まれます。
RICOHの3L Night Life Workersでは、その名の通り夜の時間を利用して、技術やデザイン、そして情熱を持つ人々の話を直接聞くことができました。
これにより、自分自身の視野を広げ、新たな刺激を受けることができました。
特に、こうしたイベントは新しい発見やインスピレーションの源になるでしょう。
また、参加者同士の意見交換は、自分の知識の幅を広げる大きな助けになります。

今後も、こうしたイベントに積極的に参加していきたいと考えています。
特に、技術やデザインの最前線で活躍する方々の話を直接聞ける機会は、貴重であり、自分の年齢を考えるとこうしたイベントに参加して話を聞いたり若い方々と交流する事が今後の自分に大きな影響を与えてくれると信じています。

最後に、参加者の皆さんとの交流を通じて得た知識や経験は、今後の自分の仕事への取り組み姿勢やリスキリングへのきっかけになり、硬直化しがちな思考の柔軟性を維持するためにも必要だと感じています。
このような機会を通じて、常に学び続け、柔軟な思考を持ち続けることが大切だと実感しました。

Peatixアプリ画面

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