見出し画像

甲府のワインは美味しかった(青春18きっぷの旅)

2024年3月30日、青春18きっぷで甲府へ旅した。
旅の目的は、ワインを飲んで、鳥もつ煮を食べて、信玄餅パフェを食べる。
エネルギー摂取の一人旅だ!

甲府を選んだ理由は、占い師LOVE ME DOが2024年に行くといい場所の一つに甲府をあげていたから。甲辰の年だから、「甲」がつく場所がいいらしい。


(1)甲斐善光寺へ行く

今回の旅の移動はこちら。

最寄駅
 ↓ 武蔵野線 約55km(約1時間)
西国分寺駅
 ↓ 中央線 約20km(約25分)
高尾駅
 ↓ 中央本線 約78km(約1時間30分)
酒折駅

総距離153km、2時間55分!電車の待ち時間を含めると3時間20分の旅だった。
通常の運賃だと片道で2640円、往復5280円。
青春18きっぷの1回あたりの値段は2410円なので、充分に元が取れた。

甲斐善光寺の最寄り駅である酒折駅には11時少し前に到着した。甲府駅の一つ前の駅で、無人だった。とはいえ、錆びれておらずきれいな駅だった。

酒折駅


酒折駅から甲斐善光寺までの道のり:向こうには南アルプスが!

駅を出て歩きだすとすぐに雪をかぶった山を見ることができた。あとで調べたら、南アルプスだった。そうだよね。甲府は盆地で山に囲まれているからこういう景色が楽しめる。天気もよかったので、眼福、眼福♪

駅からは15分ほど歩いて到着。

甲斐善光寺:山門

山門がとても立派だ!
甲斐善光寺は、武田信玄公が川中島の合戦の折、信濃善光寺の焼失をおそれて、諸仏寺宝類を奉還したことにはじまる。創建は、永禄元年(1558)だが、宝暦4年(1754)に失火があり、現在の山門(金堂も)は寛政8年(1796年)に再建された。


参道:向こうに見えるのが金堂
青空がキレイ(#^.^#) 桜も咲いていた♪


金堂のなか

金堂でお参りすると、御札を売っている場所に「お戒壇巡り」の案内があった。「お戒壇巡り」は、真っ暗な回廊を巡ることだ。回廊は、本尊の真下に位置しており、それは仏様の胎内を巡ることを意味している。回廊内には錠前があって、それに触れると御本尊様とご縁を結んだことになり、幸せになれるらしい。確か500円くらいだったと思う。せっかくなので、やってみた。受付の方によると、中は真っ暗なので左手で壁を触りながら歩くようにと説明を受けた。錠前は腰あたりの位置にあるので触ってくださいと言われたが、、、、、ナイ!もう一回廻ってみた。やっぱり鍵を触れない!他の観光客たちは、あった!あった!と皆喜んでいたが、私は触れなかった。どうもご縁がないらしい。己、まだまだ修行が足りんよ、と言われている気がした。ザンネン(泣)

(2)ワインと鳥もつ煮を食べる

甲斐善光寺のお参りが終わって次に向かったのは、ランチだ。甲斐善光寺から歩いて5分程度のところに山梨県地場産業センター「かいてらす」がある。山梨県の名産品が揃うところだ。そこの2階に「ワインクラブ」という店がある。たまたまGoogleMapで見つけたお店で、投稿された料理の写真をみると和洋折衷だった。

店内

この写真いかがだろうか?昭和を感じないだろうか?テーブルにビニールシートをかぶせており、椅子は年紀が入っていた。ひさしぶりにこういう店に入った。

私は山梨県の名産品である鳥もつ煮定食とグラスワインを注文した。


鳥もつ煮と香の物:これにご飯と味噌汁がつく

鳥もつ煮が運ばれてきたとき、この照り具合にやられた。口に運ぶと甘辛いたれともつ独特の触感が口に広がった。間違いなく白ご飯とあう。朝からの移動で疲れていたのか、ガツガツと食べてしまった。GoogleMapの口コミ☆4以上のことだけはある。おいしい!ただ、男性だったら量が少ないと思われる。女性で足りないかもしれない、私は少ない量を1日何度も食べたいタイプなのでちょうどよかったが。

グラスワイン:赤

そして、私はこのワインにもやられた!400円だから、そんなに期待していなかった。まず香りを試してみると、まあ普通だなと思った。そして一口飲み込むとこれがおいしくてビックリした!ボージョレヌーボーみたいな軽い口当たりで、果実味を感じた。山梨、恐るべし。。あまりにもおいしくて、帰りのお会計のときに、1階の「かいてらす」で購入できるかを訪ねてみたら、レストラン用に仕入れているワインのようで、購入ができなかった。ただ、メーカーは「盛田」だと教えてくれた。甲府駅でワインが売っていたら是非購入しようと思った。

(3)武田神社へ行く

ランチを終えると、見延線の善光寺駅へ徒歩で向かった。電車に乗って一駅で甲府駅に到着。実は「甲府」にはいろいろと思い出がある。20代の頃に勤めていた会社の取引先が甲府だったので、ひと月に1回甲府を訪れていた。それ以来だったからおよそ四半世紀ぶりくらいの訪問だ。駅に着いたら感慨深くなるのかと思っていたが、、、何も感じなかった(笑)思い出したのは、仕事終わりにめちゃくちゃ飲んだこと、そこで先輩からホッピーを教えてもらったことぐらい。お酒の記憶しかない。駅がどうだったかなんてさっぱり覚えていない。私、ある意味幸せだったんだなー、と。
さあ!この旅で新しい思い出を作ろうと心に決めて、武田神社へ向かった。駅からバスで移動だ。

甲府駅から10分ほどで到着。なんだか、神社っぽくない雰囲気。鳥居はあるけど、なんだろう?この変な感じ??

石垣
武田神社


この石垣に驚いた!

石垣だ!

この神社は、元々は信虎・信玄・勝頼の三代の居館で、この地が躑躅(つつじ)ヶ崎であったことから「躑躅ヶ崎の館」と呼ばれたらしい。大正4年に大正天皇のご即位に際し信玄公墓前に従三位追贈が奉告されたのを契機に、大正8年に創建された。この石垣は当時のものが現在に伝わっているものらしい。だから、違和感を感じたのかと納得。いかに地元の人たちに愛されているのかが分かる遺跡だ。

お参りを済ませると、目の間にある「甲府市武田氏館跡歴史館(信玄ミュージアム)」へ足を運んだ。戦国時代の歴史には全く知識がなく、この機会に少し触れてみたいと考えていた。武田といえば真っ先に「信玄」を思いつくが、父親の信虎という人もすごかったらしいことがぼんやりと分かった。私にとっての戦国時代は、各地でどういう戦いをしたのかということよりも、土地を治めるために何をしたのかが気になる。現代の自分の頭では、当時の土地に対する考え方が理解できずにちょっと難しい。いつかわかる日がくるといいナ…


(4)信玄餅パフェを食べる

甲府市武田氏館跡歴史館で見学を済ませ、再びバスに乗り込んで目指したのは「桔梗屋 甲府本館 青沼店」だ!

桔梗屋は信玄餅で有名なお店である。通常の和菓子を売っている店舗の隣に素敵なギャラリーがある。ここで桔梗信玄餅パフェを食べようという計画だ!

桔梗信玄餅パフェ 880円

私が店内に入ったのは午後3時を回っていた。ちょうどお客のピークが過ぎたところだったらしく、帰る人と入れ替わりで入った感じになった。

事前にパフェの写真は見ていたが、実際はどんな感じなのだろう?と考えながら待っていた。きな粉まみれになるのかな??テーブルにやってきたとき、少し上品な感じがした。たぶんきな粉の色味が、シックな印象を与えるのだろう。上から順にきな粉のクリーム、アンコ、寒天、信玄餅、信玄棒、と味わった。想像通りの味だった。疲れた体には染みた。フレークのところにきて、全体をざっくりと混ぜて食べたかったが、なかなか思うように混ざらなかった。牛乳があればいいなと思ってしまった。最後、黒蜜が下にたまったままだったので、それをすくった。口のなかがものすごく甘くなった。パフェを食べ慣れていない私が悪いのか?是非食べるコツが知りたい。食後はやたらしょっぱいものが食べたくなってしまった。他のお客を見ていたら、ソフトクリームをオーダーする人が多かったので、そちらの方がよかったのかもしれない。

これで、甲府の旅はコンプリートした!駅へ向かおうとGoogle先生に聞いたら、ちょうどいい頃合いのバスがない。バスを待って乗っても、歩いても、どちらも30分程度だとおっしゃった。私はカロリー消費のため歩くことにした。帰りは、普通列車で3時間以上の移動はしんどいと感じ、甲府から立川まではあずさを利用した。駅に到着して、スマホ(えきねっと)であずさを予約した。思っていた以上に本数があって助かった。電車を待っている間に自分用ワインや会社のお土産を買った。口のなかがまだ甘ったるかったので、コーヒーも買ってあずさに乗り込んだ。


珈琲

帰りのあずさはちょうど夕焼けの時間帯で、車窓の風景は、山々がオレンジ色に包まれていた。この日スマホでとった写真をダイジェストで眺め、いい一日だったなと振り返ることができた。しかも、あずさに乗ったから帰りは1時間ほどショートカットできた。ありがたい。帰ったらお風呂にゆったりつかろうと思った一日だった。


いいなと思ったら応援しよう!