Sky the limit

スポーツのクラブチームの多くは学校単位ではなく、各地から集まって行われていると思うけど、それ故に遠慮の様な微妙な距離感だったり、何処となく馴染めない雰囲気だったり、はたまた逆に学友とは違った絆の深さがあったり、むしろ遠慮を飛び越えた関係があったり。

野球で言えば個人競技ではないので他人を慮る気持ちも当然大切になる。
各個人の力はそれぞれあれど、「チーム」となっているチームほど、目を見張るプレーが出るし、結果も出るし、思った通りのものでなくてもそこからまた伸びる雰囲気を感じる。

春の大会のある試合、歯車の噛み合いか、どうもチーム全体が沈む雰囲気もあり、見込める力の半分も出せてない状況に監督の声も大きくなっていた。
その言葉は選手たちの力を信じ、出せるものを出していないことへのものであった。勿論、相手チームがあるものだから簡単に切り替わるわけでもない。


自分の記事では女子選手に触れることも多い。彼女も一年生の時から見てきた選手の一人。
丁寧なプレーをする印象だけど、そこにはどうも弾けない何かを感じた。派手であっても粗雑ではその様子は惹かれるものはないので、丁寧というのはそれとして素晴らしいことだ。
だけど、もっともっと秘めたる力があると見える、気がする。この日の監督の声にもそれが込められていた、気がする。
きっと「まだ」とか「もっと」とかを持っているはず。


カメラ構えて、シャッター切って、勝手な物言いして、なんとも不躾な人間であると自覚しているけれど、もし自分の言葉にほんの少しでも掠るものがあったなら、それが自分の殻を破る為の切っ掛けのほんの一部になれたなら、そう思って発信している次第です。

ひとりの選手を取り上げて言葉を綴ることもあるけど、その言葉はひとりだけに向けたものではなく、この文章を見てくれた全ての人のナニカに響けば良いな、と思っています。

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